宗谷冬司というキャラクターのルーツ、そして「第2回将棋電王戦」の展望――ニコ生『3月のライオン』特番

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5人のプロ将棋棋士が、コンピュータ将棋ソフトと団体戦で戦う「第2回将棋電王戦」が本日3月23日よりついに開催となったが、その直前となる21日、羽海野チカによる大人気の将棋漫画『3月のライオン』とのコラボレーション特番がニコニコ生放送にて放送された。

番組は、将棋が何より好きだというアニメ『バクマン。

』シリーズの新妻エイジなどで知られる声優・岡本信彦が進行役。

彼は、小学校の頃は将棋スクールに通っており、放送現場となった将棋会館には2階までは来たことがあったという。

そして『3月のライオン』の監修を務める先崎学八段、電王戦出場の佐藤慎一四段と豪華ゲストも登場。

ユーザーからプロ棋士への質問や漫画に関するアンケート、初心者講座など企画が盛りだくさんだったこの特番の模様をお伝えしていきたい。

まず紹介された『3月のライオン』の監修を務める先崎学八段は、ピンクのシャツに黒のジャケット、そしてサングラスと自らを”怪しい格好”と称したファッションで登場。

サングラスをはずすと童顔の面持ちで、早速コメント欄も「かわいい!」で盛り上がる。

そして、番組の冒頭よりギターを弾き続けていた電王戦出場の佐藤慎一四段(コメントではサトシン、ギタシンと呼ばれていた)、続いて鈴木環那女流二段、『3月のライオン』の担当編集である白泉社の友田氏が紹介された。

番組はまず「将棋のルールを知っているか」というアンケート調査からスタートした。

結果は「知っている:74%」「知らない:24%」となり、24%も将棋を知らずに放送を見ているという事実に驚く一同。

続けざまに「『3月のライオン』を知っているか」というアンケート。

『3月のライオン』は先崎学八段によれば、プロ棋士でも読んでいる人は多く特に女流棋士には「読んでます!」と声をかけられることが非常に多いという。

こちらの結果は「全巻持っている:39.5%」「コミックは持っていないけど読んだことある:22.5%」「タイトルは知ってるけど読んだことはない:25.7%」「知らなかったけど、番組がおもしろかったら買う:12.2%」となった。

ちなみに、番組視聴者の性別アンケートは「男性:68%」「女性:32%」と男性が約7割。

羽海野チカは言わずと知れた『ハチミツとクローバー』の作者だが、『3月のライオン』は男性向け漫画雑誌『ヤングアニマル』で連載中であり、今回のアンケートのように多くの男性のファンを獲得している。

とはいえ、担当の友田氏によると女性ファンも多く、特に登場人物で人気が高いのは島田開。

今回の番組出演者の中でも島田開の人気は非常に高かった。

モデルは誰かとよく聞かれる天才名人の宗谷冬司は、羽生善治九段と谷川浩司九段を足して”2で割っていない”キャラクターだという。

ヒロインである川本ひなたが好きと答えた佐藤慎一四段はには、コメントで「ロリ疑惑」と連呼され、スタジオでも総ツッコミが入っていた。

将棋の順位戦はC級2組、C級1組、B級2組、B級1組、A級、名人のピラミッドで構成されている。

プロ棋士は4段からであり、『3月のライオン』の主人公・桐山零と同じく、中学生でプロ棋士まで上り詰めたのは、現実では加藤一二三九段、谷川浩司九段、羽生善治九段、渡辺明九段の4人。

「26歳までに4段に上がれなければプロ棋士の世界を去らなければいけない」さらに「半年に2人しか4段に上がれない」など、将棋界のしくみや知識がわかりやすく解説されていく。出演者への質問コーナーでは、鈴木環那女流二段は「家族で詰め将棋をしたとき、一番末っ子だったのによくできたので棋士に向いていると思った」とプロ棋士を目指したきっかけについて答え、佐藤慎一四段は「遊びの延長で通っていたプロ棋士の先生に、奨励会試験を受けないかと言われたこと」、先崎学八段は「気づいたら将棋の世界にいた」と貫禄の回答。