『もののけ姫』(1997年劇場)に登場するシシ神の住む森。山本二三の背景画は繊細でリアリティがあり、神聖で荘厳な雰囲気に飲み込まれそうになる/(C)1997二馬力・GND/山本二三

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2013年の幕開けは、リアルで幻想的なジブリ作品の世界観に浸ろう!1/1〜3の3日間、スタジオジブリ作品の美術監督をつとめる“山本二三(にぞう)”の背景画作品展が開催される。目黒雅叙園が主催の毎年恒例お正月イベント「MIYABI遊園2013」の一部なので、なんと入場無料だ!展覧会では『もののけ姫』などの原画11点の他、『天空の城 ラピュタ』、『火垂るの墓』、『時をかける少女』などのジブリアニメ代表作やオリジナル作品の版画40点を展示する。

【写真を見る】『天空の城ラピュタ』(1986年劇場)より、荒廃したラピュタ。渦巻く雲の中に隠された巨大な空中庭園は、機械文明と古代文明が混在し、実在するかのような夢を掻き立てる

会場では作品販売も実施。『もののけ姫』の「イメージボード」(630,000円)や「荒廃したラピュタ」(157,500円)など、有名作品を手に入れるチャンス! 1月3日には本人によるデモンストレーションやサイン会も行われる。あの世界観がどのように創り出されるのか、間近で見られる貴重な機会だ。ファンなら見逃せない。

また、開催場所の目黒雅叙園は、昭和3年に創業、当時、結婚式の一貫システムを初めて導入した最先端の結婚式場だった。「昭和の竜宮城」と呼ばれるほど豪華絢爛だった内装は、今も一部移築し、保存している。園内ガイドツアーに参加して、ジブリワールドに迷い込んだような、雅な空間を体感してみてはいかがだろう。

さらに園内では、餅つき大会や花魁道中、大道芸、縁日など、数々の催し物も盛りだくさん!目黒は目黒不動尊や大円寺などがあり、初詣客で賑わうエリアでもある。気軽に参加できるので、家族全員で初詣帰りに立ち寄ってみよう。【東京ウォーカー】