パソコンと接続した『IRKEY』本体が、リモコンからの赤外線を受け止める。すると、離れた場所からパソコンを操れる!

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たまに、こんなオッチョコチョイって無いですか? そろそろ出かけるからテレビでも消そうかな……とリモコンを携えて構えると、手の内にあるのはエアコンのリモコン。違うよ、これじゃ消せないから!
何が言いたいかというと、自宅内にはいくつものリモコンが転がってるってことです。(表現、合ってるか?)

このリモコン達、もっと有効利用したいと思いません? そこで、このアイテムをレコメンドしたいのです。株式会社センチュリーが11月20日から発売している『IRKEY(アイアールキー)』は、普段から使っている赤外線リモコンがパソコンのキーボードに変わる“赤外線リモコン変換学習機能付きアダプタ”。

リモコンが、パソコンのキーボードに変わる? これは、摩訶不思議な……。そこで商品開発のきっかけについてを伺ってみたのだが、それはまさに単純な理由だったようです。
「単純に『こんなのあったら面白いよね』という思いが発端となっています。『Youtubeをリモコンで観れたら、面白いよね』という想像から始まりました」(同社・担当者)
あと、もう一つ。地デジに移行して、使わなくなったアナログテレビのリモコンがあるじゃないですか? それらを、あわよくばリサイクルできれば……。そんな願いを込めての開発でもあった模様。

では、使用法について。これが、すこぶる簡単なんです。パソコンであらかじめ操作内容をリモコンボタンに登録すると、リモコンの赤外線通信により、離れたところからパソコン操作ができるようになる。またリモコンボタン一つに複数のキー操作登録が可能なので、同一操作を繰り返して行う際に便利に使うこともできるそう。

まぁ、こういうのは実際に体験してみないと感想もへったくれもないな。……というわけで、取り寄せました! どんな使い心地なのか、知りたい。
その前に、どのリモコンを使おうか……。実は、ウチじゃ未だにVHSデッキを捨てずに取ってあるんです。良かった、待望の出番がやってきた! このデッキのリモコンを活用してみたいと思います。

じゃあまずは、同社ホームページ内のダウンロードサイトよりアプリケーションソフトをダウンロード。そしてパソコンと接続したアダプタに、リモコンから赤外線を発射! それを繰り返していきつつ、ボタンの設定を決定していきます。
説明書通りにこれらのボタン登録を行なっていったのだけれど、果たしてそんな上手くいくのだろうか……?

ではでは、ちょっくらYoutubeでも観てみようかな。そうさなぁ、AKBのライブ映像でも観ようじゃないか。では、事前に登録した「1」ボタンや「2」ボタン、「音声切り替え」ボタン等を駆使して、視聴を試みます!
……できました。離れた場所から再生もできたし、早送りもできたし、音声調節だってできた。使い始めはちょっと慣れずに大変だけれど、何回も使っていれば問題ない。画面の前にへばりつくことなく、パソコンを遠隔操作することが可能となってしまいました。観たい場面はそのままに、観たくない場面は早送りしたり、それらをキーボードに触れることなく操ってしまえるという。

ちなみに、このアダプタの用途は? ぶっちゃけパソコンの前に座って操作するのは、今までだって苦じゃなかったもので……。
「高齢者層が増えていく中、パソコンの使い方がわからない人にもリモコンによって自在に動画サイト等を楽しんでいただきたいと考えました。リモコンと比べ、パソコンにはボタンがたくさんありますしね」(担当者)
なるほど! 確かに、お年寄りにはパソコンよりもリモコンの方が馴染みがあるだろうし。納得です。

そんな『IRKEY』は、現在は同社通販サイトにて購入することができ、今後は実店舗やインターネット販売での展開も予定されているという。価格は3980円(税込み)。

かなりな最先端アイテムだと思うのですが、これを駆使したらお年寄りを優しくヘルプすることにもなるわけで。
捨てるに捨てられなかったリモコンを多数お持ちの方、良かったですね〜!
(寺西ジャジューカ)