劇団創立60周年を記念☆寺山修司書き下ろしの「はだかの王様」を上演!

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劇団四季といえば、『キャッツ』『オペラ座の怪人』『ライオンキング』・・・と代表作が即座に思い浮かぶ程の有名劇団。全部は観てなくても、どれかひとつぐらい観ている人もいるんじゃないのかな。でも、それだけではなくて、『ミュージカル李香蘭』、『夢から醒めた夢』『ユタと不思議な仲間たち』などの“オリジナルミュージカル”ジャンルにおいても高い評価を得ているのは周知の事実。その“オリジナルミュージカル”の原点ともいえるのが1964年「ニッセイ名作劇場」第一回作品として上演された『はだかの王様』なんだそう。今年は年末に友だちとミュージカルってのもいいかも・・・!

「この作品は、四季にとっては初となる『ミュージカル創作経験』でした。それまでフランスの作家 ジャン・アヌイやジャン・ジロドゥなど、専ら『台詞劇』を上演してきた四季が、初めて歌とダンスを採り入れた舞台だったのです。演出の浅利慶太は、退屈せずに舞台を楽しんでもらえるようにと、当時としては珍しいミュージカルという手法で、多くの子供たちの心を掴んだのです」と広報の方も言うように、分かりやすく楽しい内容は年忘れにピッタリ!

実際、7カ月という当時としては異例の長期公演となり、10万人以上の子供たちが舞台を楽しんだ本公演。でも『はだかの王様』はオリジナルなの?と思ったあなたは鋭い! これは有名なアンデルセン童話をベースに、詩人で劇作家の故寺山修司が書き下ろしたオリジナルミュージカル。「真実から目を背けず、本当のことを言う勇気」というテーマの人間の本質を鋭く突いた本作品だからこそ、大人にとっても「忘れていた何か」を取り戻せるいい機会になるかも♪ 昔からの友だちや同級生を誘って、童心を取り戻すタイミングとしてもいかが?