お葬式を第三者に勝手に手配されてしまったけど変更したい……こんなとき、どうすればいいの?

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なかなか人には聞けないお葬式の悩み。トラブルの多くは、金銭的なところにあるという。今回は、そのようになってしまった体験談とその対処法をみていきたい。取材に対応してくれたのは、年間1万件以上の実績がある「小さなお葬式」を運営しているユニクエスト・オンライン。

トラブルは大きくわけて2つあるという。一つ目は、親戚に勝手に決められてしまった場合。

「近所に住んでいる親戚が葬儀業者を手配してくれました。その葬儀業者はあまり評判がよくなく、見積もりの金額も最初に聞いていた料金から、高額の追加が必要になりました。
喪主も大げさな葬儀・葬式をするつもりもありません。できればお断りしたいのですが、来てもらっているのにキャンセルをするというのは心苦しいです」

二つ目は、病院で紹介された葬儀業者に、急遽依頼した場合。

「急に倒れて病院に運ばれた父親がそのまま亡くなりました。準備をする間もなく病院から紹介された葬儀業者により、遺体が引き取られました。
しかしその後提示された葬儀費用は高額ですぐに用意できるものではなかったため、もっと低価格で葬儀・葬式ができるところを探したい……ただ、遺体がすでに葬儀業者の施設に安置されているので断りにくい」

両者の場合とも、特定の葬儀業者に連絡をしたが、予算の都合上、他の葬儀業者を探したいと考えているパターン。こんなとき、キャンセルすることはできるのだろうか。

「葬儀業者を変更することは可能です。ご親戚の計らいなどで、複数の葬儀業者がバッティングしてしまうことはよくある話です。確かに、一旦連絡をしたのにお断りするのは心苦しいかもしれませんが、小さなお葬式にご依頼いただければキャンセル手続きやキャンセル料金交渉も代行いたします。
また、すでに遺体が他の葬儀業者に預かられている場合でも、変更は可能です」(ユニクエスト・オンライン)

実際に手配していて、遺体が預かられているとしてもキャンセルは可能というわけだ。
また、今回取材したユニクエスト・オンラインが運営する「小さなお葬式」では、追加料金のいらない葬祭を行うことが可能だという。

「急な葬儀の手配に慌てる中、葬儀業者任せのお葬式をされた方の大半は、高額な費用に後悔しがちです。お葬式の金額が故人への気持ちの大きさではないということを念頭に置き、葬儀を行うことをオススメします」
とのこと。また、葬儀の資料を取り寄せるなど、事前に情報収集をしておくと、金銭的なトラブル回避にも繋がるという。

もしもの場合のお葬式トラブル。頭の片隅に置いておくと良いかもしれない。
(エキサイトニュース編集部)