貴重品と10メートル以上離れると、スマホから警告音が!

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つい最近、思いっきり財布を紛失してしまいました。副都心線の渋谷駅にて。当然、その日のうちに「落し物センター」に問い合わせ。しかし、無いみたい。だがここで諦めず、翌日にも、翌々日にも電話。……だけど、結局は見つからずじまい。
何処に行ったのよ!? 財布の中には、お金はあるわ、カードはあるわ、免許証はあるわ、恋愛成就のお守りはあるわ……。チクショウ!

この出来事を境に、あの財布とは今生の別れとなってしまいました。人と人なら、スレ違いがあっても携帯なんかで連絡が取れるだろうにさ。
というわけで、このシステムに注目! アメリカにて昨年より、日本国内では今年の6月よりイー・エム・エー株式会社から発売されている『コブラタグ』(税込み6,975円)を活用すると、貴重品を落としても持ち主に報告してくれるそうなんです。

では、使用法について。まず、スマートフォンで専用アプリをダウンロード。そして、キーホルダー型の『コブラタグ』本体を貴重品に取り付けます。これで、常にスマホと『コブラタグ』がBluetoothで繋がった状態になっている。
そして、何かの拍子に貴重品を落としてしまったとしましょうか。このまま、持ち主がズンズン歩き進めたとする。あぁ、ここにも新たな落し物が……。
と思いきや、ここで鳴り出すスマートフォン。Bluetoothで繋がった状態の貴重品とスマホが10メートル以上離れたら、その時点でスマホから警告音が鳴り出します。また、万が一警告音に気付かずに遠くに離れてしまったとしても、GPSが位置情報を記録し
ている。要するに、スマホに貴重品を落とした場所の地図が表示されるのです。後から貴重品を取りに行けば、大丈夫!

どうですか。ちょっと、心強くないですか!? そんなこのシステムへの反響について。同社には、以下の様な声が届けられているそうです。
「特に飲み会など、忘れ物の可能性が高くなる場合に使っています」
「外出するとき、スマホ忘れることがあるので買いました」
「忘れ物防止……にしては、ずいぶんと多機能です!」
なるほど。やはり、世の中には“忘れ物”や“落し物”に悩んでいる人たちが多いようだ。

ちなみにこの傾向、公のデータとしても発表されている。まず警視庁発表の平成22年度統計によると、拾得物として届出された携帯電話は1年間で121,241点、鍵類は156,576点にも及んでいるとのこと。
それだけじゃない。アメリカの某セキュリティ会社は「紛失したスマートフォンが持ち主に戻る確率は50%、拾得者の96%が何らかのデータにアクセスした」という実験結果を公開している。
“落し物”は多くの人が陥る失敗だが、いざ落としてしまうと重大な結果につながることもある。要するに必要なのは、失くさないための対策なのです。だって、データを盗み出されたらどうします!? そんな重大な危機を防ぐために、この『コブラタグ』は生まれました。

もちろん活用すべきは、鍵や携帯電話だけではなく。財布でもいいし、バッグでもいいし、あなたの大事なものに活用するべき。
とりあえず私は、恋愛成就のお守りに取り付けようかな……。だって、紛失したくないんだもの!
(寺西ジャジューカ)