食卓が楽しくなる「コカ・コーラ ボトルウェア」
(c)COCA-COLA. 
Photo by Takumi Ota

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1886年にアメリカで誕生し、世界200以上の国で飲まれているコカ・コーラ。料理に合わせるなら、ハンバーガーやピザなどアメリカンなテイストなものをイメージする人が多いのではないだろうか。だが、「コカ・コーラ ボトルウェア」なら、料理のジャンルを選ばず、毎日食卓に並べることができる。

コカ・コーラ ボトルウェアとは、コカ・コーラの瓶を再利用した同社のオリジナルテーブルウェア。デザインは、国内外から高い評価を受けるデザインオフィスnendoが手がけている。

原料はコカ・コーラ独特のくびれのある瓶、いわゆるコンツアーボトルのみ。もともとコンツアーボトルは再利用可能なリターナブルボトルだが、劣化して使えなくなったものを全国から回収。100%再使用して、オリジナルのテーブルウェアに生まれ変わらせたのだという。

先日、イベントで実物を目にしたのだが、ぼってりしたフォルムが実にかわいらしい。一般的にガラスの器は涼しげな印象になることが多いが、緑がかった独特の色合いが温もりを感じさせてくれる。和食にも違和感なく使えそうだし、季節を選ばず活躍してくれそうだ。

アイテムはボウル(Sサイズ8,400円/Lサイズ14,700円)、ディッシュ(Sサイズ8,400円/L14,700円)、ディップディッシュ(5,250円)の全5種。デザインはいずれも、ボトル上部が水平にスパッと切り取られ、まるでボトルの底だけが残されたような形になっており、底にはガラスボトル特有の小さな突起の円もある。単に原料を再利用するだけでなく、コンツアーボトルの面影もしっかり残しているのだ。

使い方はお好みだが、たとえばLサイズのボウルにバーニャカウダを入れて、ディップディッシュにディップソースを入れるのもオシャレ。もともと同シリーズは、「食を通した、家族や友人とのコミュニケーションの機会をつくるきっかけになれば」との思いで制作されているため、みんなでワイワイ食べるのに適した大きめサイズがメインなのだ。

もちろん、1人の食事に使ってもOK。先日、都内のカフェで実際にこの器を使ったメニューが供されたのだが、シュラスコスタイルの肉をメインに、サラダなどを盛り合わせたにぎやかなワンプレートディッシュだった。むしろ、味気なくなりがちな1人の食事を盛り上げるアイテムとしても大いに活用したいところ。

商品はシボネ青山ほか、全国のデザイン・インテリア・ライフスタイルショップなどで販売中。すべて日本のガラス職人によって、ひとつひとつ丁寧に手吹きされたハンドメイドで、各500個限定販売。

世界中の人に愛されるコカ・コーラによる新たな提案。単なるリサイクルの枠を超え、人と人とのつながりを強めるツールとしても注目だ。
(古屋江美子)