見た目は昔懐かしいデザインの布団です。

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これからの季節、寒さで手がジンジンする中で、パソコンのマウスを操作しなくてはならない。そこで手袋をする人もいるのだが、それよりもっと暖かそうなアイテムがある。それはなんと……布団!?

「日本古来から広く用いられている寝具“布団”それをマウスパッドにしました」というのが、『USBあったか布団マウスパッド』(白箱.com販売)。名前の通り見た目そのまま布団で、枕まで付いている。布団の中にマウスと手を入れ、USB接続すると掛け布団の中に入っているヒーターが手を暖めてくれる。さらに、枕は単なる飾りではなく手首の下に置くことでアームレストになる。

昔、旅館に泊まったときに見たような古風なデザインの布団が、手を温めるマウスパッドになろうとは……。なお、掛け布団はマジックテープで固定されているので、操作中に落っこちる恐れは少ない。

では早速試してみた。
サイズが幅255×奥行き275×高さ38ミリと結構大きめで、12インチのノートPCくらい。純白の敷布団を汚さないために、ちゃんとデスクの上を雑巾がけしてから置いた。上から眺めると、就学旅行のときを思い出してしまう。「ちょうどこんな白い枕と布団に寝たなぁ」と。

さていよいよスルスルっと手を布団の中に滑り込ませる。布のサラッとした感触と枕の弾力が心地よい。そしてだんだんヒーターの熱が布団全体に広がり、ポカポカしてきた。「このまま、手を入れ続け、ぬくぬくしていたい」という気になった。布団だけに眠気を誘う。

筆者が思ったのは、小さめのワイヤレスマウスで使用するのがいいだろうということ。大きいマウスより掛け布団の圧迫感が軽減されるのと、コードがないほうが中での操作がスムーズだろうし……。あと、同製品のメリットとして暖めるだけでなく、マウスをホコリなどの汚れから守る効果があるだろう(布団の中に入れているから)。

パソコンの横に布団が敷いてあるというのはちょっと違和感があろうが、それも慣れれば普通になる。筆者としては昔会社で徹夜している連中がデスクの横に布団を敷いてぐうぐう寝ていたことを思い出てし笑ってしまうのだが、あなたは布団を見て、何をイメージするだろうか。では、おやすみなさい。
(羽石竜示)