さて、どんな音が鳴り響くか……?

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これから、飲み会が否応なしに増えていく季節。美味しいものを頻繁にいただける季節。楽しみです。
一方で、不安もある。だって、ただでさえ脂肪が蓄えられていく季節じゃないですか? ガツガツ食べると、予想以上にお腹がぷっくりしてしまったり。自重しろ、俺。

……とは言いつつ、よくあるんだ。「いつの間に!?」という事態が。面の皮じゃなく、腹の皮が厚くなってしまう。
そこで、このアイテムを活用してみたい。株式会社ホーリックが開発したという『ポッコスティック』(オープン価格)は、気になる部分の皮下脂肪の厚さを簡単に測れるチェッカーであります。まさに『ポッコスティック』。

まずは、使い方について。簡単です。「電源/測定ボタン」を押して、測定したい箇所に押し当てるだけ。
「体脂肪計は、体全体を測定するものですよね。それを推し進め、『部分的に計測することはできないだろうか?』と思い付きました」(同社・担当者)
しかし調べていくと、部分的な体脂肪測定は技術的に難しいと判明。そこで、皮下脂肪の厚みにフォーカスを当てたという。

では、どの位の厚みがあると大丈夫で、どの位だとヤバいのか。その辺りは、『ポッコスティック』の公式ページにて【年代・男女別の皮下脂肪厚平均(mm)】としてデータ化されているから、参照したい。
ちなみに、私は“30代・男性”の欄を参照したらいいわけだな。どれどれ……。なるほど、「二の腕」が12〜22mmで「太もも」が14〜24mm、お腹は18〜28mmが平均だそうだ。(同社独自の参考データ)

じゃあ、勇気を持って確認してみましょうか。私の皮下脂肪は、どんなもんなのか……。 
では、行きますよ? 『ポッコスイッチ』の測定ボタンを押し、お腹に先端を押してみる。すると、約1秒後に鳴り響く「ヒューッ、ヒュー!」という口笛の音。と同タイミングで、赤色に点灯する『ポッコスイッチ』。これは……?
「皮下脂肪の厚さを、音と光で確認することができます」(担当者)
皮下脂肪厚が3.0〜9.0mmだと『ポッコスイッチ』は緑色に点灯し、「キラ、キラ〜ン!」と星の効果音が鳴り響くという。10.0〜17.9mmだと「ピヨッ、ピヨッピ〜」と鳥の鳴き声がし、『ポッコスイッチ』は緑色に点滅。18.0〜24.9mmだと「ヒューッ、ヒュー!」と口笛が鳴り、本体は赤色に点灯。25.0〜29.9mmだと「ボヨヨ〜ン」というスプリングの効果音と赤色の点滅灯が灯る。30.0mmになると赤と緑が交互に点灯しながら、「ガォーッ!」と恐竜の鳴き声が。
ちなみに私がお腹を測った際は口笛が聴こえちゃったのだが、数字を見ると18.2mmでした。良かった、30代男性の平均値に収まってる! もっと頑張って、1カ月後には鳥の鳴き声を響かせたいね。

ところで、どうして当てるだけでこんなに素早く厚みがわかってしまうのでしょう? よく考えたら、凄い技術だと思うのですが。
「『ポッコスティック』が肌に触れると、先端から近赤外線が発射されます。皮下脂肪は赤外線を反射しますが、一方で筋肉や水分は赤外線を吸収します」(担当者)
要するに赤外線の反射率を測定すれば、自ずと皮下脂肪の厚さは判明するというわけ。脂肪の厚みがあるほど、よく反射するのです。……反射したくない!

そんな『ポッコスティック』は、どんな人たちに活用されるアイテムになる?
「『ポッコスティック』に先駆け、今回ほどのエンターテイメント性を組み込んでいない『ポッコ』という商品を5月に発売しているのですが、購入層の男女比は5:5です。普段から体を鍛えられている人はもちろん、ブヨッとしたご自身の体を来にされている方にもご購入いただきました」(担当者)
他に、エステ等で活用されることも多いという。
正式発売は10月末からで、同社直営店や家電量販店、もしくは楽天やAmazonといったオンラインショップで購入することができる。

どうでしょう。忘年会が連発されるシーズンも、すぐ訪れるに違いないし。だからこそ、自重します。気を抜いて、恐竜の鳴き声を響かせてはいけない。絶対に、鳴かせたくない!
(寺西ジャジューカ)