歓喜どころじゃない!? ヱヴァと一緒に巨神兵も楽しめる!-『巨神兵東京に現わる 劇場版』
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 今月17日から公開の映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の同時上映作品として、スタジオジブリ製作による短編映画『巨神兵東京に現わる 劇場版』の併映が発表となった。9日、新劇場版シリーズ1作目「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 TV版」が放送された日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」内で明かされた。

 『巨神兵東京に現わる』は、宮崎駿監督『風の谷のナウシカ』に登場する巨神兵を主人公にした特撮短編映画。先月8日まで、東京都現代美術館において開催された展覧会「館長 庵野秀明 特撮博物館」の展示映像として制作された。

 製作を務めたのは「ヱヴァ」の監督である庵野秀明と、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサー。現在『のぼうの城』が大ヒット中の樋口真嗣監督がメガホンを取り、昭和の技法である「特撮」の魅力と可能性を、平成の最新技術によって凝縮した作品として大きな話題を呼んだ。ちなみに特撮博物館のキャッチコピーは、鈴木プロデューサーが考案した「エヴァの原点は、ウルトラマンと巨神兵。」というもの。

 今回の『ヱヴァQ』との同時上映という粋な計らいは、鈴木プロデューサーの提案に庵野監督が応える形で実現したもの。映像や音声には新たな調整が加えられ、上映時間10分7秒の「劇場版」として公開されるという。『ヱヴァ』ファンはもちろん展示会に足を運べなかった全国の特撮ファンにとっても、『Q』公開がますます待ちきれない事態となりそうだ。(編集部・入倉功一)

映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』は11月17日より全国公開