殿ブランドから、今度は“殿パーカー”が登場!

そんな「殿ブランド」からは、今までにポロシャツとオックスフォードシャツが発表されていた。
「今までの当ブランドはポロシャツが主力となっており、ファンの方々から『冬に着るものがほしい!』という要望が寄せられておりました」(同ブランド・担当者)
既に長袖のオックスフォードシャツも発表されているが「もう少しカジュアルなものを……」というわけで、パーカーの製作が企画されたという。冬仕様として、コットンの表地には暖かな裏毛が施されているようだ。
ところで、同ブランドのこだわりといえばサイズでしょう。国内からは沢山のパーカーが発売されているものの、それらの多くが欧米の尺度によるもの。しかし「殿」のエンブレムを掲げる「殿ブランド」は、すべてのアイテムを日本人の体型に合わせて製作している。
「肩幅も袖丈も着丈も、アメリカンサイズではなく日本人向けにして作りました。若者だけでなく40〜60代の方が着てもカッコいいです」(担当者)
タイト過ぎるということもなく、大き過ぎるということもなく。まさに、日本人が合わせやすいシルエットに仕上がっている。
もちろん、左胸の「殿」(刺繍)に対するこだわりも凄い。このエンブレムを担当しているのは、技術功労章受賞の職人だという。
「糸の選別、仕事の細やかさ、刺繍の美しさなどから伺える、熟練の技術を存分にお楽しみください」(殿・担当者)
そして気になるのは、これからの同ブランドの動向である。ポロシャツ、オックスフォードシャツ、パーカーと来た。次なる殿アイテムの登場、期待せずにいられないもの。
「現在は構想段階なのですが、イベントに連動した用途を限定してのアイテム製作を考えております」(担当者)
海で遊ぶ時だからこそ映える殿アイテム。もしくは、クリスマスシーズンだからこそ活躍する殿アイテム。……殿をまとってクリスマスなんて、エスプリ効いてて面白く無いですか?
また限定アイテムを発表していく予定もあるそうで、もしかしたらレア物の“殿”も生まれるかもしれない。
ちなみに今回の『大殿 裏毛パーカー』は、ブラック×ゴールド、グレー×ブラック、レッド×ホワイト、ネイビー×金茶の4色展開(ネイビー×金茶のみ、初回限定商品)。価格は5,480円(税込み)。「TONOTOWN(殿タウン)」なる販売サイトでのみ購入することができる。
「当ブランドは、店舗を構えておりません。出店するための費用や、販売にかかる家賃・人件費。これら商品に直接関係のないコストを、全て商品をお作りするために使わせていただいております」(殿・担当者)
物は良くて、価格は低い。それを可能にするため、販売窓口を「TONOTOWN」で一括しているようだ。
「今回のパーカーは少しだけクラシカルな印象を持つアイテムですので、IVYスタイルが好きな方など、世代を問わず様々なシーンで着こなしていただけます」(担当者)
確かに! インナーにシャツを着て、その上にパーカーを羽織っても面白そう。そして、左胸に輝くは「日本発信世界基準」の思いを込めたロゴ。“殿パーカー”です。
(寺西ジャジューカ)