タラバガニのような硬い殻のカニでも問題なく切れるという『ざっくざくカニバサミ』(アーネスト)。

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暑い夏が終わり、つぎはいよいよ食欲の秋。「カニをたらふく食べたい」と思っている人へ。食べるのに障害となっている硬い殻を自分で簡単に切れてしまうというハサミを使うと、より短時間に効率よく食べられますよ。

ズワイガニ、タラバカニなどのカニの中で、筆者はとくに毛ガニが好きで、酢醤油で食べるのを常としている。だが、カニの身を殻からほじくり出すのが面倒なので、「今日は疲れてるからほかの食材で済まそう」と思ってしまいがち。カニはやっぱり殻がネック。包丁でうまく切り込んで食べやすくする方法もある。が、とくにタラバカニの殻ってとても硬いので、慣れてない人は包丁で切るのがちょっと自信なかったりする。

そこで、「タラバガニのような硬い殻のカニでも問題なく切れます」というハサミ、その名も『ざっくざくカニバサミ』(アーネスト)が登場。
「刃部がキザ刃加工になっているため、滑らず食いつきが良いようになっています」(同社)とのこと。確かに、ふつうのハサミとちがって刃がギザギザ。これなら殻をバリバリ切りそうだ。

刃が特徴的なだけではない。もうひとつおもしろいことがある。
「4本指が入る大きなハンドルで力を入れて切りやすくなっています。なので、女性やお年寄りのような手の力の弱い人が使っても大丈夫です」(同)
そう、ハサミって、親指と人差し指、中指の3本をハンドルに入れて使うもの。それが、残りの2本(薬指、小指)も入れて使うことで、より力を入れて切ることができるわけだ。また、ハンドル部の材質は弾力のあるエラストマー樹脂のソフトグリップなので手を痛めにくいつくりになっているのがうれしい。

ちなみに、硬い殻を切る以外の用途はあるのか、たとえば枝きりハサミとして使うことも可能か聞いてみた。すると
「硬い殻を切る以外の用途については取扱説明書では表記していませんので、おすすめはしていません」
ということ。筆者としてはいろいろ試してみたい気持ちはたぶんにあるが、賢いユーザーの皆さんは真似しないでください。

さて、これで存分にカニ食べ放題。それにはもちろんハサミ以外にお金も必要。日ごろの無駄遣いを減らして、その分カニを食べよう!
(羽石竜示)