キーファー・サザーランド「日本の皆さんの応援があったから今がある」

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俳優のキーファー・サザーランドが4日、海外ドラマ『TOUCH/タッチ』(WOWOW 10月5日スタート毎週金曜 23:00〜)の特別プレミア試写会に登場した。

日本でも大人気のドラマ『24』のジャック・バウアー役で知られるサザーランドは「『24』は実はアメリカでは人気の定着に1年ぐらいかかっているんです。

ある意味、アメリカよりも日本のファンのみなさんがサポートしてくださったおかげで全米での継続が決まったところがある」と感謝の言葉を述べ、「俳優としても『24』以降も日本のファンのみなさんの応援があったから今があると思っています」と日本のファンへメッセージを送った。

『HEROES/ヒーローズ』のティム・クリングが製作総指揮をつとめ、サザーランドにとって『24』以来初のドラマとなる『TOUCH』は、予測できないスピーディーな展開と世界中をつなぐ壮大なスケールで展開される話題作。

『24』と同じ全米FOXネットワークで放送され、早くもシーズン2の放送が決定。

前作とうってかわり、キーファー演じる元新聞記者のマーティンは9.11のアメリカ同時多発テロを妻を失い、幼い息子・ジェイクは無言症であることに悩むひとりの父親。

ある時マーティンは息子が書く数字が時を越え世界中の人々のつながりを表現していることを知る。

その数字をヒントにマーティンは世界中の人を救おうと走りだす…というストーリー。

セカンドシーズンの撮影が多忙を極める中来日したキーファーは「私にとって3度目の来日、東京なんですけど、毎回温かい気持ちに感動してます。

『24』以来、初のドラマになるんですけど、すでに大変強い思いをもって制作しましたので、ぜひみなさんに見ていただきたいです」と想いを語った。

また、「父と息子の関係を描いた作品。

息子は自閉症で言葉も発することができず、人に触られることも嫌がる」と説明し「自分も実際にふたりの子供がいる親ですので、”もし自分の子供に話すこともできない、話しもしてくれない、通学の時に手を握ることもできない”そんな時に自分はどう思うだろう?」と作品に参加するきっかけを語った。

ここで、同作の放送を記念したスペシャル特番『キーファー・サザーランド主演最新ドラマ『TOUCH/タッチ』SP〜数字をめぐるミステリー〜』でナビゲーターをつとめる俳優の勝村政信が登場し花束を贈呈。

『24』の大ファンで同シリーズにもすっかりハマっているという勝村は「役得というのはこういうことなのかな。

本当に素晴らしい。

『24』より今回の方が当たり役なのではと思います」と絶賛。

勝村からセカンドシーズンについて聞かれたキーファーは「みなさんがファーストシーズンの第1話も見ていない状況ですが」と笑いながらも「セカンドシーズンでは特別な力を持つ息子を守っていく父親になっていくので、もしかしたらアクション的な部分が出てくるかも?」とニッコリ。

勝村は「実はファーストシーズンでもアクションがあるんですが、普通のお父さんなので弱いんです」と会場を沸かせながら「本当に散りばめられたものが、1本の細い糸になり世界中がつながってくる。

素晴らしいとしか言いようがない」としみじみ語った。