AKBじゃんけん選抜決定 その陰でメンバー間の“格差”も浮き彫りに
![じゃんけんクイーンに輝いた篠田麻里子。マニキュアを「水色と赤色」に塗り分け、また、左耳に「Vサイン」の形をしたイヤリングを着けていた (撮影:野原誠治)](https://image.news.livedoor.com/newsimage/1/3/1321b0d6fc78acd2d7e526288da5eb94.jpg)
今回のじゃんけん大会では、負けたときに本気で悔しがり、がっくりうなだれる下位メンバーと、負けても淡々としている上位メンバーの対比が特に目立った。
![指原莉乃と内田眞由美の対戦](https://image.news.livedoor.com/newsimage/4/8/48d80d94cfbb9b60d27997ece9990615-m.jpg)
チャンピオンベルトを腰に巻く内田眞由美(写真右)は、指原莉乃に破れて初戦敗退。勝負手の「グー」を出して、しばし固まっていた
常に選抜入りしている上位メンバーは、TVのレギュラー番組を抱えている者も多いため、じゃんけんに負けて1回選抜入りを逃した程度では、知名度はびくともしない。それゆえ、じゃんけんに臨むモチベーションがイマイチなのでは? という様子が窺えたのは事実だ。
特に前田敦子、板野友美らは、負けてもサバサバした姿が印象的で、ここ一番に賭ける下位メンバーとのモチベーションの差は明らかだった。
北原里英との対戦に、敗北を喫した板野友美(写真右)
上位メンバーの中では、赤い振袖姿でじゃんけんに臨んだ大島優子、真っ赤なドレスで気合を示した小島陽菜らは、内心はどうであれ、じゃんけんに賭ける思いが感じられ、会場に足を運ぶコアなファンへの気遣いが感じられた。こうしたファンへのサービス精神も、彼女らの人気の秘訣なのだろう。
良くも悪くも淡々としていた前田敦子 / 闘志あふれる表情の小嶋陽菜 / SKE48の松井珠理奈、特攻服の刺繍に「ここのセンター 取りにきたんだよ!」
場内アナウンスをうけて登場した渡辺麻友 / 板野友美 / Tシャツの「へたれ」文字が誇らしげに見えた指原莉乃
![高城亜樹は、リアルな犬の着ぐるみで登場](https://image.news.livedoor.com/newsimage/3/7/3796719880cf07cba072246921684c53-m.jpg)
![初戦で姿を消すことになった大島優子](https://image.news.livedoor.com/newsimage/6/8/68a13ba146296c295294f1aa0e15058d-m.jpg)
高城亜樹は、リアルな犬の着ぐるみで登場 / 初戦で姿を消すことになった大島優子 / お面による“峯岸化”を果たし、ガッツポーズ
AKB48自体は、すでに「アキバのアイドル」とは言えないほど大きな存在に膨れ上がっており、メディア露出の高い上位メンバーはファンサービスなどしなくても安定した人気を獲得できるほどお茶の間に親しまれている。その一方で、下位メンバーによる下克上のチャンスはどんどん少なくなっている。
また、昨年、下位メンバーでありながらじゃんけん大会を制し、センターポジションを獲得した内田眞由美が、結局、広くお茶の間に定着するには至らなかったため、運良くじゃんけん大会を制してセンターになっても、スター性がなければ人気は出ないことが明らかになった。もはや“ごり押し”は通用しない時代なのだ。
今回惜しくも選抜入りを逃したメンバーの中では、チーム4の入山杏奈らは、ファンの声援も大きく、ブレイクの予感が漂わせていた。メディア露出は上位に比べると少ないが、ブレイクの予感をさせる若手をピックアップするシステムがじゃんけん大会とは別に必要ではないだろうか。
イベント終了後のフォトセッションは、選抜入りした16名のうち9名が参加