チャットモンチーDr高橋久美子バンド脱退 「音楽に向かっていくパワーがなくなっている」

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ロックバンド『チャットモンチー』のドラム、高橋久美子さんが今年9月をもってバンドを脱退する事が明らかになった。チャットモンチーのオフィシャルウェブサイトには、高橋さんのコメントの他、ギターボーカルの橋本絵莉子さん、ベースの福岡晃子さんのコメントが掲載されている。

脱退の理由について高橋さんは、「理由は、音楽に向かっていくパワーがなくなっているということです。それは、新しい音楽を生み出す上で致命的であり、えっちゃん、あっこちゃんと熱の差がある中で気持ちを偽りながら曲作りに向かうことは私にはできませんでした。この感情は少し前から蕾のように私の中にあったものでしたが、春頃から、自分の生き方をより見つめ直すようになり、だんだんとその蕾が膨らんできてしまいました」とし、「ツアーの後半から次の音源制作の話をしていく中で、二人の次に向かう勢いに真摯に向き合えないと感じ、抜けることを決意しました。今年いっぱいは活動しようと思っていたのですが、みんなで話し合った結果、二人の今後を考え9月の地元徳島でのライブを最後に脱退することになりました」と脱退を決めた事を語った。

また、これまでのチャットモンチーの活動については、「その中で生まれてきた数々の愛すべき曲達、そして3人のトライアングルの中で鳴らされる音、3人が同じ時代に生まれ、それぞれの楽器を持ち、同じ夢を共有できたこと。すべてが、奇跡のようなものだったと、脱退を目前に改めて実感しています」と思いをコメントしている。

高橋さんの脱退について橋本さんと福岡さんは「同じような田舎育ちの3人。一緒に上京し、毎日のように同じ時を過ごし、いつも互いのことをよく話し、似たような食べ物が好きで、しょっちゅう実家の話をしたりして。たぶん皆さんの想像している通りかそれ以上、3人の絆は深いものでした。それだけに、久美子の気持ちが少しずつ音楽から離れ、揺らいでいることに2人とも割と早くから気がついていました」とコメントし、脱退を受け入れた上で「久美子が決意したと同時に、私たち2人もチャットモンチーを続けることを決めました」とこれからの方向についても語っている。

今後は橋本さん、福岡さんの2人で活動を継続していく。3人でのステージは、9月25日に行われる日本武道館『テレビ朝日ドリームフェスティバル2011』、9月29日徳島『club GRINDHOUSE』でのワンマンライブが最後となる。ファンにとっては絶対に行かなければならないライブとなるだろう。

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