ウディネーゼFWアレクシス・サンチェスのバルセロナ移籍が近いうちに実現するのかもしれない。チリ『テルセラ』は、選手とバルセロナが金銭面で合意しているとウディネーゼが認めたと報じた。

ウディネーゼのフランコ・ソルダーティ会長が「選手の代理人であるフェルナンド・フェリチェビッチ氏に言われたところによると、サンチェスはバルセロナと年俸300万ユーロ(約3億5000万円)の4年契約で合意している」とコメント。次のように続けた。

「バルセロナが移籍先だと確実に言うことはできない。だが、我々は選手の希望を知っている。アレクシスの『イエス』がウディネーゼの『イエス』になるわけではない。2つは異なることだ。我々はバルセロナと交渉しており、選手との交渉を妨げることはできない。我々が選手に与えた価値を彼らが支払えるのであれば、問題はないだろう。だが、時間が必要だろうね」

スペイン『マルカ』は、バルセロナが3000万ユーロ(約35億2000万円)の移籍金にFWボージャン・クルキッチを加える用意があると報じている。だが、ウディネーゼのオーナーであるジーノ・ポッツォ氏は、ソルダーティ会長の発言について、「誤解だ。まだすべてはオープンであり、ウディネーゼもサンチェスの代理人もバルセロナとは合意していない」と修正発言をしている。

一方で、ビジャレアルFWジュゼッペ・ロッシの代理人であるフェデリコ・パストレッロ氏は、バルセロナのアンドニ・スビサレッタSD(スポーツディレクター)と会談している。話の内容は明らかになっていない。

なお、ナポリとユヴェントスが獲得を目指しているウディネーゼMFギョクハン・インレルについて、ウディネーゼのファブリツィオ・ラリーニSDはイタリア『ラジオ・マナ・マナ』に対し、「私はインレルがナポリ移籍を断ったとは言っていない」とコメント。次のように続けた。

「私が言ったのは、ウディネーゼとナポリは合意に至ったが、選手との契約条件に関する合意のみが足りない、ということだ。この2つは異なることだよ。合意は今日かもしれないし、明日かもしれないし、しないかもしれない。間違ったことが言われているよ」

「我々としてはナポリとの交渉は終わっている。ユヴェントスが身を引いた? 彼らが手綱を緩めたとは思わないな。いずれにしても、確実にしたいなら、代理人に聞く必要があるだろう。ユヴェントスが選手に対する強い関心を示したことは確かだ」