武田梨奈(撮影:野原誠治)
 5人の少女たちが自由を手に入れるために空想世界でバトルする映画『エンジェル ウォーズ』。日本のアニメやゲームなどの要素を取り入れた本作の魅力を語り合うイベント「COOL JAPAN!! 〜世界を変えるクロストーク〜」に出演したアクション女優の武田梨奈。空手という“COOL JAPAN”を象徴する武術に携わる彼女は、本作をどの様な目線で観たのだろうか。感想をインタビューしてみた。

――トークイベントでは映画のアクションシーンを絶賛されていましたね。

武田梨奈(以下、武田):見たことない映像でしたね。主人公が妄想をして格闘シーンが始まると、もう興奮して息を飲むほどに見入ってしまいました。私がこれまで主演した映画では、CGやワイヤーなどを使わずにアクションするんですが、先ほど「ウィングマン」の桂正和先生も絶賛されていましたように、この映画ではCGと女優のアクションが見事に融合していて迫力が凄い。「こんなアクション映像がつくれるんだ」、ってビックリしました。私もいつかこの映画のような、見たこともない妄想世界の中で戦ってみたいなあ。

――妄想はよくされるんですか?

武田:妄想大好きなんです。毎日何回もしますね。例えば電車に乗っていて目の前の男性が突然キレて暴れ出したらどうしようとか。電車以外でもどこでもナイフが飛んできたらどう避けようとか、もし日本刀で切りかかってこられたら?カフェで横の男性がいきなりビール瓶で殴ってきたら?なんてことをいつも妄想しているので毎日が怖いんですよ。

――あまりそのような状況もないと思いますが・・・。それは訓練でされているのですか?

武田:いえ、本当にそうなったらどうしようって思って妄想していますね。恋愛でもよく妄想していますよ。自転車の後ろに乗っかって学校から帰るシーンとか、好きな少女マンガのシーンを思い浮かべて、胸をキュンキュンさせています。でも妄想しすぎちゃって勝手に気が済んじゃっているので、妄想だけで終わって現実では実現していないんですけどね・・・。ちなみに好きな少女マンガは『僕等がいた』と『ママレードボーイ』です。

――ところで、ヌンチャクをよくバックに入れて持ち歩かれていると聞きましたが?

武田:毎日ではありませんが、アクション練習がある時はヌンチャクを持ち歩くことが多いです。なので、もし警官に職務質問されてバッグを見られたらどうしよう?なんて妄想もしていますね。このあいだ実際に電車の中でヌンチャクを落としちゃって、車内がざわついてすごく恥ずかしかったんですよ。変な子だと思われたらどうしよう、って思いましたね。