レアル・マドリーは2日18時(現地時間)、スポルティング・ヒホンと本拠地サンチャゴ・ベルナベウで対戦する。ジョゼ・モウリーニョ監督は同日20時45分(現地時間)キックオフのミラノダービーを見るのかと問われると、笑って「いや、残念だけどダービーを見るには間に合わないだろう。テレビ観戦でもね。見たいけど、できないんだ」と答えた。

だが、ミラノのことを思い出すのはモウリーニョ監督が好きなことだ。実際、同監督はスペインの人たちに対し、ミラノダービーの“広告”をしている。

「素晴らしいダービーだよ。私は4回戦って3回勝った。すべての試合が好きだったよ。負けた試合も含めてね。おそらく、イタリアにいない人たちは、この試合が気持ちの入った素晴らしい一戦だということを知らないんだ。ファンタスティックで、非常にポジティブな雰囲気の中で行われる試合だということをね」

「両チームのサポーターは激しいライバル関係にある。しかし、決して暴力の問題はない。スタジアムは満員で、道は一緒にスタジアムへ向かうファンであふれている。それぞれが各々のユニフォームを着ているんだ。ミランはミラン、インテルはインテルとね。いつも問題はまったくないんだ」

「繰り返すが、ミラノダービーは素晴らしいダービーで、今年はさらにそうなるだろう。この2年間はタイトルが懸かっていなかったが、明日の試合は首位と2位の対戦だからね。スクデットが懸かっているのだから、さらなる刺激となるだろう」

一方、モウリーニョ監督はFWクリスティアーノ・ロナウドとFWカリム・ベンゼマ、DFマルセロの3選手について、「ドクターたちには、彼らを再び手にするのはビルバオへの遠征になってからと言われた」と、ヒホン戦のみならず、5日のトッテナム戦(チャンピオンズリーグ準々決勝ファーストレグ)も欠場する可能性があると明かしている。

レアルはすでにMFカカーをケガで、MFシャビ・アロンソを出場停止で欠いている。モウリーニョ監督は「ヒホン戦はトッテナム戦よりもずっと重要な試合だ。ヒホンに負ければ、我々はリーガを失う。トッテナムに負けても、ロンドン(でのセカンドレグ)で取り戻すことができる」と語った。

だが、レアルは少なくともFWゴンサロ・イグアインが124日間の離脱から戻ってきた。モウリーニョ監督は同選手について、「素晴らしい知らせだ。彼自身とドクターたちのおかげで、素晴らしい選手が戻ってきた。我々は彼を必要とするだろう」とコメントしている。