スカパーとJリーグアフターゲームショーへの期待
■ Jリーグアフターゲームショー(JAGS)
スカパーのサッカー番組のJリーグアフターゲームショーは、J1とJ2の最終節が行われた12月4日は3部構成と気合の入った作りになっていた。1部、2部、3部とあって、以下のような内容とメンバーであった。
【第1部】13：30〜18：50
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
JリーグアフターゲームショーFINAL 第1部試合経過や結果、そしてスタジアムの試合終了直後の模様をいち早くお届けします。
MC：平畠啓史
アシスタント：amie、寺田ちひろ
ゲスト：桑原隆、松原良香
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【第2部】18：50〜20：30
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
JリーグアフターゲームショーFINAL 第2部いち早く全試合ハイライトと試合直後の監督や選手の声をお伝えします！
MC：平畠啓史
アシスタント：amie
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【第3部】20：30〜22：30
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
JリーグアフターゲームショーFINAL 第3部豪華サッカー解説陣を迎え、2010シーズンを振り返ります。
MC：野々村芳和
アシスタント：日々野真理
ゲスト：桑原隆、前田秀樹、柱谷哲二、羽中田昌、松原良香
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
■ 1部、2部、3部
1部と2部の司会はDonDokoDonの平畠啓史さん。普段、あんまりバラエティ番組を見ないサッカーファンにとっては、相方の山口智充さんよりもメジャーな存在であり、通常のJリーグアフターゲームショーでも司会をつとめており、他に、クラシックゲームでは「サッカー実況」も担当する。J1のみならず、海外サッカーやJ2に関する理解度も高く、芸能人の中では?1といえる「サッカー通」である。
1部と2部は平畠啓史さんが担当。1部は、J1やJ2の試合が行われている最中で、試合中にスコアが動くと、すぐに画面を切り替えて現場の状況を伝える方式であった。J1もJ2も9試合が同時に行われたので、忙しい番組となったが、リアルタイムで番組が作られているという緊張感があって、臨場感が伝わってきた。
■ 振り返り
2部は通常のアフターゲームショーと同じで、試合のハイライトや選手・監督へのインタビューが中心で、最後の3部はMCの野々村芳和さんを中心に、桑原隆、前田秀樹、柱谷哲二、羽中田昌、松原良香がゲストで6人が今シーズンを振り返るという企画であった。
「名古屋優勝」、「残留争い」、「昇格争い」、「ベストイレブン」といった大雑把なテーマが与えられていて、今シーズンを振り返っていくのであるが、シーズンが終了した直後であり、解説陣も「ふー、終わった。」感が満載で、番組はリラックスムードで進んでいった。
さすがに6人もいると、いろいろと違いが出てくる。前田秀樹さんはさすがといった感じで、J2の水戸で5年間、監督をつとめていたこともあって、知識も豊富で、日本代表で65試合に出場していて実績も十分。言葉に説得力もある。個人的には、今のスカパーの解説陣の中では、?1かと思うが、話も面白くて人柄も良くて、好感が持てる。(※ 1993年のドーハ悲劇のときの解説者でもある。)
意外だったのは、J2の水戸ホーリーホックの監督に就任したばかりの柱谷哲二さん。近年は、浦和レッズ(J1)や東京ヴェルディ(J1,J2)で仕事をしていたが、J1のみならず、J2の知識も豊富で、分かりやすい言葉で、各チームを語っていく姿には驚きを感じた。番組中で繰り返された「メンタル」という言葉が、ネタなのか、本心なのかは分からないが、来シーズンの水戸ホーリーホックは期待できるのでは？と思わせるものであった。ドーハ組では、期待されていた都並氏、柱谷氏が指導者としては成功できていないので、柱谷氏の3度目の挑戦には期待したい。
桑原隆さんと松原良香さんは13：30スタートの1部から出ていて、お疲れ気味ではあったが、桑原さんはそれなりに安定感があって悪くはなかった、一方、アトランタ五輪代表だった松原良香さんは、この中で最年少ということで「いじられ役」になっていたが、古巣のジェフに対するぶっちゃけトークはなかなか面白かった。
逆に残念だったのは、羽中田昌さん。2008年、2009年は、JFL入りを果たしたばかりのカマタマーレ讃岐の監督をつとめていて、Jリーグから離れていたというハンディもあっただろうが、知識不足は明らかで、話についていけていない場面が多かった。カマタマーレ時代の監督としての評判は悪くなかっただけに、残念だった。
Jリーグがスカパーと組むようになって、地上波で試合が中継される回数が減ってしまったが、J1とJ2の試合を全試合生中継しているというのはサポーターにとってはありがたいことであり、スカパーのJリーグに対する貢献度は非常に高いものがある。欲を言うと、第3部の討論会・座談会的な番組が年一ではなく週一で見られないかと思う。毎週日曜日ごとに解説者が数名でフリーで話をして、その節に行われた試合を数名で振り返るという番組である。面白いと思うのだが・・・。地上波では無理なので、スカパーで期待したい。
関連エントリー
2008/05/02 みんなKAZUが好きだった。
2008/08/13 ラモス瑠偉と日の丸への思い
2009/02/24 フランスW杯 直前でカズを外した岡田監督の選択は正しかったと思いますか？
2009/08/31 トルシエがゴン中山を召集した理由
2009/09/17 「名門ヴェルディ 消滅の可能性」に思うこと
2009/10/18 フランスW杯 直前でカズを外した岡田監督の選択は正しかったと思いますか？ (その2)
2009/11/13 三浦知良と中山雅史 2人の生き様
スカパーのサッカー番組のJリーグアフターゲームショーは、J1とJ2の最終節が行われた12月4日は3部構成と気合の入った作りになっていた。1部、2部、3部とあって、以下のような内容とメンバーであった。
【第1部】13：30〜18：50
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
JリーグアフターゲームショーFINAL 第1部試合経過や結果、そしてスタジアムの試合終了直後の模様をいち早くお届けします。
アシスタント：amie、寺田ちひろ
ゲスト：桑原隆、松原良香
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【第2部】18：50〜20：30
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
JリーグアフターゲームショーFINAL 第2部いち早く全試合ハイライトと試合直後の監督や選手の声をお伝えします！
MC：平畠啓史
アシスタント：amie
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【第3部】20：30〜22：30
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
JリーグアフターゲームショーFINAL 第3部豪華サッカー解説陣を迎え、2010シーズンを振り返ります。
MC：野々村芳和
アシスタント：日々野真理
ゲスト：桑原隆、前田秀樹、柱谷哲二、羽中田昌、松原良香
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
■ 1部、2部、3部
1部と2部の司会はDonDokoDonの平畠啓史さん。普段、あんまりバラエティ番組を見ないサッカーファンにとっては、相方の山口智充さんよりもメジャーな存在であり、通常のJリーグアフターゲームショーでも司会をつとめており、他に、クラシックゲームでは「サッカー実況」も担当する。J1のみならず、海外サッカーやJ2に関する理解度も高く、芸能人の中では?1といえる「サッカー通」である。
1部と2部は平畠啓史さんが担当。1部は、J1やJ2の試合が行われている最中で、試合中にスコアが動くと、すぐに画面を切り替えて現場の状況を伝える方式であった。J1もJ2も9試合が同時に行われたので、忙しい番組となったが、リアルタイムで番組が作られているという緊張感があって、臨場感が伝わってきた。
■ 振り返り
2部は通常のアフターゲームショーと同じで、試合のハイライトや選手・監督へのインタビューが中心で、最後の3部はMCの野々村芳和さんを中心に、桑原隆、前田秀樹、柱谷哲二、羽中田昌、松原良香がゲストで6人が今シーズンを振り返るという企画であった。
「名古屋優勝」、「残留争い」、「昇格争い」、「ベストイレブン」といった大雑把なテーマが与えられていて、今シーズンを振り返っていくのであるが、シーズンが終了した直後であり、解説陣も「ふー、終わった。」感が満載で、番組はリラックスムードで進んでいった。
さすがに6人もいると、いろいろと違いが出てくる。前田秀樹さんはさすがといった感じで、J2の水戸で5年間、監督をつとめていたこともあって、知識も豊富で、日本代表で65試合に出場していて実績も十分。言葉に説得力もある。個人的には、今のスカパーの解説陣の中では、?1かと思うが、話も面白くて人柄も良くて、好感が持てる。(※ 1993年のドーハ悲劇のときの解説者でもある。)
意外だったのは、J2の水戸ホーリーホックの監督に就任したばかりの柱谷哲二さん。近年は、浦和レッズ(J1)や東京ヴェルディ(J1,J2)で仕事をしていたが、J1のみならず、J2の知識も豊富で、分かりやすい言葉で、各チームを語っていく姿には驚きを感じた。番組中で繰り返された「メンタル」という言葉が、ネタなのか、本心なのかは分からないが、来シーズンの水戸ホーリーホックは期待できるのでは？と思わせるものであった。ドーハ組では、期待されていた都並氏、柱谷氏が指導者としては成功できていないので、柱谷氏の3度目の挑戦には期待したい。
桑原隆さんと松原良香さんは13：30スタートの1部から出ていて、お疲れ気味ではあったが、桑原さんはそれなりに安定感があって悪くはなかった、一方、アトランタ五輪代表だった松原良香さんは、この中で最年少ということで「いじられ役」になっていたが、古巣のジェフに対するぶっちゃけトークはなかなか面白かった。
逆に残念だったのは、羽中田昌さん。2008年、2009年は、JFL入りを果たしたばかりのカマタマーレ讃岐の監督をつとめていて、Jリーグから離れていたというハンディもあっただろうが、知識不足は明らかで、話についていけていない場面が多かった。カマタマーレ時代の監督としての評判は悪くなかっただけに、残念だった。
Jリーグがスカパーと組むようになって、地上波で試合が中継される回数が減ってしまったが、J1とJ2の試合を全試合生中継しているというのはサポーターにとってはありがたいことであり、スカパーのJリーグに対する貢献度は非常に高いものがある。欲を言うと、第3部の討論会・座談会的な番組が年一ではなく週一で見られないかと思う。毎週日曜日ごとに解説者が数名でフリーで話をして、その節に行われた試合を数名で振り返るという番組である。面白いと思うのだが・・・。地上波では無理なので、スカパーで期待したい。
関連エントリー
2008/05/02 みんなKAZUが好きだった。
2008/08/13 ラモス瑠偉と日の丸への思い
2009/02/24 フランスW杯 直前でカズを外した岡田監督の選択は正しかったと思いますか？
2009/08/31 トルシエがゴン中山を召集した理由
2009/09/17 「名門ヴェルディ 消滅の可能性」に思うこと
2009/10/18 フランスW杯 直前でカズを外した岡田監督の選択は正しかったと思いますか？ (その2)
2009/11/13 三浦知良と中山雅史 2人の生き様
Ｊリーグから日本代表まで。独自の視点で日本サッカーを語る