6位タイに浮上したキム・キョンテ(撮影:福田文平)

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<ゴルフ日本シリーズJTカップ 3日目>◇4日◇東京よみうりカントリークラブ(7,016ヤード・パー70)
 東京よみうりカントリークラブで開催中の、国内ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」3日目。第2ラウンドでトータル1アンダー10位タイに順位を落とした現在賞金ランク1位の金庚泰(キム・キョンテ)(韓国)が、この日7バーディ・3ボギーの66ストロークをマーク。スコアを4つ伸ばし首位とは6打差のトータル5アンダー6位タイに浮上した。
吹き荒れる風に大苦戦!アンダーパーはわずか8選手
 昨日は先週からのパットの不調を引きずり、修正点に関しても「分からない」と頭をかかえ「もう優勝は無理かも…」と弱気な発言をしていたキョンテ。しかし、この日は「最初はショットもパットも良かった」と前半に5つスコアを伸ばす快進撃を見せて順調に順位を上げていく。後半は出入りの激しいプレーになってしまったが、なんとか逆転優勝が可能な位置まで浮上した。
 4番、7番などはベタピンにつけるなどショットが好調だが、この日の浮上のきっかけはパットの復調。スタート前のパッティング練習時に「ヘッドの動きを意識しすぎて、グリッププレッシャー(握り)が弱くなっていた」ことに気づいた。少し強めに握ることで、しっかりストロークができるようになり、それがスコアに結びついた。
 「正直、今は賞金王よりこの試合を優勝したいという気持ちが強い」とまずは賞金王より、昨年丸山茂樹とのプレーオフに敗れ2位に終わったことへのリベンジを目標に掲げたキョンテ。石川遼と池田勇太が逆転賞金王に輝くには優勝が絶対条件なので、この大会を制すればもちろん賞金王の座はキョンテのもの。リベンジと賞金王、この2つを手に入れ最高の形でシーズンを締めくくることはできるだろうか。
【3日目の順位】
1位:藤田寛之(-11)
2位:ブレンダン・ジョーンズ(-8)
3位T:池田勇太(-7)
3位T:小田孔明(-7)
3位T:平塚哲二(-7)
6位T:金庚泰(キム・キョンテ)(-5)
6位T:丸山茂樹(-5)
6位T:谷口徹(-5)
9位:横田真一(-4)
10位T:石川遼(-3)他2名
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