厚生労働省が発表した8月の毎月勤労統計調査(速報、事業所規模5人以上)によると、1人当たりの現金給与総額は前年と同じ水準の27万4232円となった。残業の増加で所定外給与は8カ月連続で増加している。

 現金給与総額のうち、きまって支給する給与は、前年同月比0.5%増の26万2551円。所定内給与は、同0.1%減の24万4483円、所定外給与が前年同月比10.8%増1万8068円。賞与等の特別に支払われた給与が同10.7%減の1万1681円となった。

 8月の1人当たりの所定外労働時間は前年同月比8.9%増の9.7時間で、8カ月連続で増加した。製造業の所定外労働時間は13.8時間で、前年同月比29.0%の大幅な増加となっている。

【参加無料】 10月13日 『城繁幸氏 特別講演会』開催。予約受付中
最低賃金答申 全国平均730円、過去最大の17円引き上げ
8月の完全失業率5.1% 2カ月連続で改善、有効求人倍率は0.54倍に上昇

日本人材ニュースHRN」は人材採用・人材育成の専門紙。「中立公正」「確かな取材活動」で情報提供を行っています。