日本人材派遣協会が主要人材派遣会社531事業所を対象に実施した「労働者派遣事業統計調査」によると、4月〜6月の派遣スタッフの平均実稼働者数は前年同期比88.7%の31万423人で、減少傾向が続いていることが分かった。

 地域別に見ると、北海道(前年同期比100.1%)を除くすべての地域で前年同期を下回った。東海(同81.0%)は1月〜3月(同69.0%)から12ポイント上昇している。

 業務別では、26業務で最大シェアの「機器操作関係(5号)」は前年同期比76.3%と引き続き低迷。一方、自由化業務の「一般事務」(同175.3%)は増加傾向が続いている。

 紹介予定派遣は前年同期比106.0%で増加に転じた。日雇派遣は同96.8%となっている。

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