厚生労働省が発表した6月の毎月勤労統計調査(速報、事業所規模5人以上)によると、1人当たりの現金給与総額は前年同月比1.5%増の43万7677円で、4カ月連続で増加した。残業の増加で所定外給与が伸びている。


 現金給与総額のうち、きまって支給する給与は、前年同月比0.4%増の26万3826円。所定内給与は、同0.2%減の24万6239円、所定外給与が前年同月比11.6%増1万7587円。賞与も増加し、特別に支払われた給与が同3.3%増の17万3851円となった。

 6月の1人当たりの所定外労働時間は前年同月比9.2%増の9.6時間で、6カ月連続で増加した。製造業の所定外労働時間は13.5時間で、前年同月比43.7%の大幅な増加となっている。

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