人材コンサルティングのベインキャリージャパン(東京都渋谷区、曽根原稔人社長)は、2012年3月卒業予定の大学生を対象とした就職支援サービス「就活個別指導塾」を7月から開講した。

 曽根原社長は「現在の新卒採用では、大手企業を中心に、学生のエントリーを集めることに困らない状況です。採用担当者の関心は、グローバル採用やより質の高い学生へのアプローチ方法に移行していますので、企業が求める人材を“作る”ためのサービスを強化します」と話す。

 同サービスは、SEASON?:就活準備編「自己探求」(7〜9月)、SEASON?:就活準備編「業界・企業理解」(10〜12月)、SEASON?:実践編「面接・グループワーク」(1〜3月)の3つのフェーズで構成。各8講座、合計24の課題を用意し、学生に自己発見・成長の機会を与える。

 4万5000人を超える学生の選考経験をもつ同社の専任講師陣が指導に当たる。1クラスは6〜8人の少人数とし、学生の理解度を深め、質問しやすい体制を整えている。

 「小手先の内定テクニックを教えるのではなく、学生のパートナーとなってマインドセットを行い、社会で活躍できる優秀な人材を世の中に輩出したい」(曽根原社長)。

 学生の受講料は各フェーズ4万9000円で、受講生の国籍や大学名は問わない。7月にスタートしたSEASON?を受講する学生240人は無料。学生にはツイッターでの講座に関する情報発信を義務付けており、サービスの認知度向上につなげたい考えだ。

ベインキャリージャパン「就活個別指導塾」

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