厚生労働省が発表した5月の毎月勤労統計調査(速報、事業所規模5人以上)によると、1人当たりの所定外労働時間は前年同月比10.4%増の9.6時間。5カ月連続で増加した。製造業の所定外労働時間は12.9時間で、前年同月比46.7%の大幅な増加となっている。

 5月の1人当たりの現金給与総額は前年同月比0.2%減の26万7721円で、3カ月ぶりの減少となった。賞与など特別に支払われた給与が、前年同月に比べて23.6%減の6054円となったことが影響した。

 現金給与総額のうち、きまって支給する給与は、前年同月比0.4%増の26万1667円。所定内給与は、同0.1%減の24万4092円。残業の増加で所定外給与は、同10.3%増の1万7575円となった。

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