全国求人情報協会がまとめた5月分の「求人広告掲載件数等集計結果」によると、求人メディア全体の広告掲載件数は前年同月比12.3%増の39万9118件で、2カ月連続で前年同月比プラスとなった。求人が急激に落ち込んだ前年との比較ではあるものの、すべてのメディア形態、全地域で前年同月比プラスに転じており、求人の回復傾向がうかがえる結果となっている。

 各求人メディア件数は、有料求人情報誌4万493件(前年同月比18.7%増)、フリーペーパー11万361件(同8.8%増)、折込求人紙6万3037件(同2.6%増)、求人サイト18万5227件(同17.0%増)となっている。有料求人情報誌は3カ月連続、求人サイトは7カ月連続で前年同月比プラスを維持した。

 地域別に見ると、北海道・東北2万459件(前年同月比36.9%増)、関東・甲信越7万3547件(同4.6%増)、中部・北陸2万8376件(同11.2%)、近畿4万3237件(同10.1%)、中国・四国1万6566件(同0.3%増)、九州・沖縄3万1706件(同4.2%増) で、全地域で前年同月比プラスとなった。

6月1日現在内定率 2004年の調査開始以降初めて6割下回る−ディスコ調べ
2011年卒学生 5月の内々定率41.4%、内々定獲得後も就活継続が3割超える
製造業の残業が3カ月連続で前年同月比50%を超える大幅増

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