eラーニングシステム・教材開発のエスエイティーティー(東京都千代田区、山畔清明社長)は、教育基盤サービス「i-Strada(アイ・ストラーダ)」の提供を開始した。

 同サービスはeラーニングの学習管理システムを運用するプラットフォームにクラウド技術を導入しており、同社で情報システム事業を統括する橋本憲雄取締役は「システム運用コストの抑制やサービスの拡張を進めていくため、クラウド技術の有効な活用に積極的に取り組んでいます」と話す。

 また、同サービスはeラーニングの利用頻度や受講者数に応じて“必要なときに必要なだけ”の学習環境を提供することをコンセプトにしている。同時に20人までがログインできる基本プランは初期費用無料で1日当たり1980円。申し込み完了から最短5営業日で利用を開始することができ、利用期間の制限はなく1日単位での利用も可能だ。

 完全従量制によるサービス提供によって「新人研修の時期だけ利用したい」「特定の社員だけ受講させたい」といった要望を持つ企業、システム導入のコストがネックでeラーニングを利用していない企業への導入を見込んでいる。

 星野忠明同社取締役は「システムの導入や運用のコストを抑えることで、企業は教育内容の充実に予算を配分することができます。教育内容のコンサルティングや教材開発の支援を通じて、経営力の強化と収益率の向上に貢献したい」と力を込める。

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