この自然体がたまらない魅力です!

6日にキャンプ地・ジョージに到着したサッカー日本代表。ワールドカップ直前ということで、日本代表に関連する情報もひんぱんに採り上げられるようになり、グッと気持ちも盛り上がってきました。今週末も、TBS系「バースデイ」の特番として岡田監督の半生が紹介されたり、ゴールデンタイムに中田英寿さんと本田△の対談が放映されたり、スポーツニュースもサッカー中心だったりとサッカー番組が目白押し。僕もどれから見ようか迷ってしまったほど。

そんな中、自然体でインパクトNO.1の座を獲得したのは、日本代表のヘソ・遠藤保仁さん。

遠藤さんは6日のTBS系「情熱大陸」にご出演。これまでも多くのサッカー選手が出演し、その哲学を語ってきた同番組。正直、いつもと大して変わらない内容だろう…くらいに思っていました。メシ食って、練習して、車の中で自分語りをする程度の話だろうと。しかし、この男はタダ者ではありませんでした。何と遠藤さんは、別に頼まれてもいないのに、必然性のないヌードを全国に披露したのです。それも2回も。

男性ヌード、スポーツ選手のヌードは決して珍しいものではありません。ダルビッシュ有が「anan」誌でヌードを披露した際は大きな話題となりましたし、その後も同誌では男性ヌードの特集をひんぱんに組んでいます。サッカー界でもキングカズのヌード写真集などが出版された事例もあります。中田英寿さんだって、ファッション誌で半ケツをさらしていました。ベッカムだって下着広告でかなりいい感じのシルエットを披露しています。だが遠藤。何故遠藤。誰得遠藤。

先日は「遠藤保仁 夢抱き枕」(16000円)が話題となりましたが、抱き枕を売り、テレビでケツを出すとは、グラビアアイドルにでもなったかのようなこの動き。しかし、これはあくまでも自然体の表れ。人間ですから風呂にも入るし、着替えもするのです。そのすべてをありのままカメラの前にさらけ出せるのが、遠藤保仁という男の生き様であり魅力。自分を演出するでも着飾るでもなく、ありのままに生きる。その姿勢はサッカーにおいても飄々としたプレーに表れています。ワールドカップだから強豪オランダだからと変に構えるのではなく、いつもどおり自分たちのプレーをすればいいんだ…ツルンとした遠藤さんのケツにはそんなメッセージが込められていたのではないでしょうか。

単なる露出狂などではない「ケツ意表明」なのだ…僕はそう思うのです。

ということで、インターネット・お茶の間に「ケツwww」の笑い声が響いた、6日のTBS系「情熱大陸 プロサッカー選手・遠藤保仁」をチェックしていきましょう。




◆ケツを見せることが目的だったとしか思えないような無駄な映像!

「じたばたしても始まらない。彼らを信じよう」。そんなナレーションとともに始まった情熱大陸。今回はワールドカップ直前の放送ということで、サッカー日本代表・遠藤保仁さんに密着。番組では「日本代表のヘソ」と遠藤さんを表現していましたが、そのイメージは直後に「日本代表のケツ」へと変貌していくのです…。

映像が切り替わっていきなり視界に飛び込んできたのは、全裸男の後姿。そしてケツ。「こんな姿そうはさらせるもんじゃない」というナレーションの落ち着いた声。締まりがいいわけでもなく、どちらかと言えばプヨプヨしているお肉のつき具合。湯船につかりながら「アカギ」を読むその男は、僕らの遠藤保仁。いきなりの入浴シーン、いきなりのケツ披露から番組はスタートしたのです。

↓遠藤さんは番組スタッフにケツを放映することを強制!

遠藤:「こんな場面が流れるんですか?」

スタッフ:「ちょっと不思議ですよね…」

遠藤:「そうっすか?」

スタッフ:「あんま撮ったことないんですけど…」

遠藤:「変えていきましょうよ、情熱大陸を」

スタッフ:「えっ」

遠藤:「ちょっと変えていきましょう。これをキッカケに」

普段撮らない場面をスタッフに無理やり撮らせ、番組スタイルの転換をもうながす遠藤のケツwww

※露出狂ではなく、自然体です。


その後番組では、遠藤さんがシャンプーする場面、背中をゴシゴシする場面を放送。それだけ見ると普通のオッサンの入浴シーンそのもの。これが日本を代表するアスリートの体なのかと、逆にビックリするほど普通の入浴シーンです。しかし、その肉体にこそ遠藤保仁という男の哲学があったのです。

↓遠藤さんは自身の肉体に関する持論を明かす!

遠藤:「ちっちゃいときから言われてました。体より頭を使える選手がいい選手だ、って」

遠藤:「体力測定とかしたら、間違いなくビリの方っすよ。そこは自信あります」

遠藤:「それでも日本代表になれるんですって、ちっちゃい子どもが勇気を持ってもらえれば」

※露出狂ではなく、ちっちゃい子どものためにケツを披露しました。

さらに番組では、遠藤さんの質の高いプレーの秘ケツを映像におさめることに成功。ある試合でのハーフタイム、ロッカールームに仕掛けたカメラは、その場面を記録していました。15分しかないハーフタイム。戦術の確認だけで手一杯だろうと想像していましたが、さすがは自然体の男。「前半で汗をかきましたので」という当たり前の顔で、風呂へ直行したのです。

3分後、ホワイトボードの前で熱弁を振るう監督をシリ目に、シャワーを浴びた遠藤さんがご帰還。全裸にバスタオル一枚という「抱かれる前の女」みたいな姿でロッカールームをウロウロしつづけ、再び全国にケツを披露したのです。

↓キャプチャー職人がいい仕事で遠藤さんのケツを拡散中!
http://momi9.momi3.net/s/src/1275833397111.jpg

※露出狂ではなく、風呂上りです。

そんな遠藤さんは自宅でも自然体を貫いています。本棚に並ぶのは「ハワイステイマニュアル」「ハワイ本」「オアフを遊びつくす!」「子どもと行くグアム」などのサッカーとは無縁の本ばかり。1本だけ紛れ込んでいた自身のDVD「ヤットスタイル」に違和感を覚えるほど普通のご家庭。子煩悩で猫背で、負けがつづいてもサッカーの愚痴をこぼしたりはせず、好物のキムチ鍋をすする…普通の父親がそこにはいました。

それでいいのです。サッカーは戦争ではないのです。遠藤さんは試合の前も、試合に負けたあとも、ケガを抱えていても、あくまでも自然体。そして前向きに未来を見つめています。試合前後に飛び出す「勝てるでしょ多分」「何とかなるでしょ。何とかなりますよ」という本人の言葉。「いつも飄々とやってましたよ」という母・ヤス子さんの言葉。「悔しさを口に出さずプレーで引っ張っていた。並大抵の精神力じゃない」というドイツ大会での思い出を語る福西崇史さんの言葉。今は暗闇に包まれている日本代表ですが、その中心にいるのが遠藤ならば「何とかなる」ような気がしてきます。

↓自然体で前向きな男は目標の「ベスト4」についてもポジティブ!

遠藤:「一番最初、俊(中村)と俺と佑二(中澤)が呼ばれて」

遠藤:「超真剣に、ベスト4狙うから。そのためにやってくれるかって、3人呼ばれて言われて」

遠藤:「お前らが中心になってやってくれみたいな、それは言われましたよ。超真剣に」

遠藤:「ハイ!やりましょう!みたいな」

遠藤:「相当難しいミッションですけど、やる俺らが“いや厳しいでしょ”とか思ってもね」

遠藤:「負けないサッカーをするより、勝つサッカーをしようみたいな。それが批判されてるんですけどね、今」

負けないサッカーより勝つサッカーをしようという想い。笑われようとも貶されようとも、あくまでも勝利を目指す日本代表。そして、その中心にいる遠藤保仁。「尻に火がついてきたな」「しかし、ケツまくって逃げ出すなんて男じゃない」「どんな相手にも尻込みなどしない」という熱いケツ意を、僕は遠藤さんのケツに感じます。男のケツ意を。

「負けろ、日本。未来のために」などという言説をサッカーライター氏が広める昨今。それは立派なお考えなのかもしれませんが、僕は後ろ向きな現実主義者より、前向きな夢追い人の方が好きです。そういう男を応援したくなります。そんなに日本の負けを祈るなら、3敗なんてケチなことを言わずに4敗するように、みんなで祈ろうじゃありませんか。1勝2敗でグループリーグを突破し、ベスト4に進めば、準ケツ勝と3位ケツ定戦の2敗で大会通算4敗が可能。

日本の未来につながる明るい4敗を期待したいものですね。



ワールドカップでチンチンにされないよう、頑張ってくださいね!

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