ジネディーヌ・ジダン氏が「将来のクラック」と絶賛する若手がフランスのリーグ・アンにいる。

 第30節を終えた時点でリーグ4位とタイトル争いに残るリールで、今シーズン29試合に出場、5ゴール、7アシストと活躍するエデン・アザールだ。

 昨シーズンのリーグ・アン新人王に輝いた19歳。08年11月に17歳でベルギー代表入りを果たし、すでに11キャップを数える。171センチと小柄ながらスピードとテクニックに秀で、とくにプレーの読みが高く評価されている。

 今季は欧州の舞台にデビューした。ヨーロッパリーグ12試合に出場して4ゴールをあげ、欧州のビッグクラブから大きな注目を浴びている。マルカ紙によると、アーセナル、バイエルン・ミュンヘン、レアル・マドリーが獲得に関心をもっているようだ。

 そのレアル・マドリーで会長顧問を務めるジダン氏は同紙に、「スピードがあり、とても器用だ。偉大なプレーヤーになれる。私なら即決で獲るだろうね」と語った。リールとは2014年まで契約しているが、早くも来夏から争奪戦が展開しそうだ。