「Essential Looks 2010 Spring&Summer」<br>(撮影:野原誠治)
 エクステ、デジタルパーマ、3Dカラーなど近年驚異的なスピードで進化を遂げる、女性のヘアスタイル市場。髪型を変えると雰囲気だけでなく、気分も明るくなる事から、サロンに行くことを日々の楽しみにしている女子も多いのでは無いでしょうか? そんな女子にパワーを与えてくれるヘアスタイルの最新情報が分かる、シュワルツコフ発のトレンドコレクション「Essential Looks 2010 Spring&Summer」が22日、東京・ベルサール汐留で開催されました。

 「Essential Looks」は、サロンなどで使用するハイクオリティなヘアカラー、ヘアケア商品を取り扱うシュワルツコフ プロフェッショナルが、世界的なネットワークを活かして提案するトレンド情報。トム・クロボス氏を始めとする、世界屈指のディレクターが集結し、ランウェイ上でヘアスタイルの説明、実践をするというラグジュアリーなショーには世界各国から多くの人が集まりました。

 シンプルであることを追求した1stステージ「UNIFORM」、「UNIFORM」とは対照的に原色やネオンカラーを多く取り入れた2ndステージ「CYBER SPORT」、心に反抗心を持ちながら高尚なイメージを加えた3rdステージ「PUNK GODDESS」など、ダンサーとモデル達が繰り広げる迫力のクオリティに会場の盛り上がりは最高潮!

 世界一流の技術が冴え渡る、最新モードのステージの中でも、4thステージ「BOUDOIR」と5thステージ「NEW REBEL」は私達も日常に取り入れる事ができる、キュートなエッセンスが満載。貴婦人の控え室をイメージした「BOUDOIR」では、日本でも流行しているアンダーウェアをテーマにしたピンク色の衣装を着たモデルさんが登場し、会場は甘い雰囲気に包まれました。

 毛先にだけ赤を加えたセミロングが、ランウェイ上で60年代を意識したアップスタイルにチェンジすると、その美しさに観客からはため息が。アレンジを手掛けたトム・クロボス氏は、「どこかで一夜を過ごし、髪型が少し崩れたブリジッド・バルドーをイメージしているんだ」とロマンティックな表現。全てきっちりとまとめてしまうのでは無く、空気を含み、おくれ毛をポイントにしたアップスタイルはぜひ覚えておきたいテクニックです。

 印象的だったのは、ディレクターのサイモン・エリス氏による「本日は色々な国の人が来てくれて本当に素晴らしい事です。どんな髪型でも、どんな髪質でも同じヘアスタイルを実現できるのです」という言葉。登場したモデルさん達も、それぞれの国が持つ“美しさ”を持ち輝いていました。自分の髪にコンプレックスを持っているあなたも、今年の春は思い切って新しい髪形にチャレンジしてみませんか?

シュワルツコフプロフェッショナル