水川あさみ
 講談社刊「ヤングマガジン」で連載300回を突破した松本光司の大人気漫画「彼岸島」。単行本の売り上げは累計410万部を超え、日本のみならず韓国、台湾、タイのアジアを席捲し、フランスなどヨーロッパでも出版されている。その圧倒的な世界観から、“映像化不可能”とされてきたが、今回韓国の鬼才キム・テギュン監督が完全実写化。2010年1月9日の公開に先駆け、試写会が開催。トークゲストに水川あさみさんが登場した。

 主人公・明を彼岸島に導く謎の美女レイを演じた水川は原作について「現実離れした話なので、“映像で表現できるのか”という不安と、“映像にしたらどうなるんだろう”という期待と、半分半分でした」と話し、アクションシーンについては「セットにつまづいてケガをすることはよくありました。撮影のために血のりをつけているんですが、血のりなのか自分の血なのかかわからなくなるときはありました(笑)」と壮絶な裏話を披露した。

 全体を通してシリアスなシーンが多くレイも笑顔が一切無い役柄であったが「役者さんによってそれぞれだと思いますが、私は切り替えが得意なほうだと思います。役を家に持ち帰ることもないですし。撮影中は役の衣装のままご飯を食べていて、吸血鬼も(劇中の衣装のままで)皆で並んでご飯を食べていました(笑)」と笑顔でコメントした。

 また、「好きな人が吸血鬼になったらどうしますか?」というユニークな質問が寄せられると、「どうしよう!?(笑)。自分の中で犠牲にしなきゃいけない部分も出てくると思うので、一概には言えないです。でも、助けたいという気持ちはあると思います」と凛々しい表情。終始和やかなままイベントは終了した。

 映画「彼岸島」は2010年1月9日より全国ロードショー。

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