12日のリーグ・アン第31節でリヨンがモナコと2―2で引き分け、グルノーブルに4―1で圧勝したマルセイユに首位の座を明け渡した。

 前節では2連敗のあとの2連勝でようやく調子を取り戻しつつあるように見えたが、この試合ではモナコにたえず主導権を握られ、追いつくのがやっとだった。今季のリヨンはホームでの取りこぼしが多く、これで7試合目のドローとなった。

 あと7試合を残して首位からの転落。リーグ8連覇に黄信号が灯り、試合後の選手の表情からは焦りと苛立ちが感じとれたが、レキップ紙によると、7連覇の間には、この時期に2位だったのが2度(2002年、2004年)、3位だったことも1度(2003年)ある。

 ともに1ポイント差の首位マルセイユとは第36節(5月17日)、3位ボルドーとは次の第32節(4月19日)に直接対決を残しており、まだまだ勝負の行方はわからない。マルセイユがUEFA杯(4月16日)、ボルドーがリーグ杯決勝(4月25日)を残すのも、リヨンにとってはいくぶんか有利だ。