バルサからACミランへ活躍の場を移したロナウジーニョ。シーズン当初はレギュラーとしてゴールも決めていたものの、最近はアンチェロッティ監督もロナウジーニョをベンチに置く機会が多くなってきた。ベッカムのシーズン終了までの残留も決まり攻撃陣の選手層は増している。

 そんな状況に置かれたロナウジーニョはブラジル代表合宿中に、「シーズン終了後にクラブ幹部とミーティングしたい」と話しているようだ。「今シーズンは自分にとってあまりポジティブなシーズンになってない。しかし、自分はプロだしチームを助ける活躍をしたい。シーズン終了までは自分の将来についてあれこれ考えたくはない」とロナウジーニョは言う。

 来シーズンはマンチェスター・Cがロナウジーニョ獲得に動くと言われているものの、ロナウジーニョには他にも多くのクラブが興味を示しているようだ。Sport紙はロナウジーニョのR・マドリー移籍の可能性は全くないわけではないとしている。今のところ、ロナウジーニョ獲得にR・マドリーが動くという話は出てはいないものの、フットボール界は何が起こるか分からない。

 ロナウジーニョとしてもリーガ優勝、ヨーロッパ制覇までしたチームのライバルクラブに行きづらいとは思うが、ロナウジーニョ放出を決めたのは他でもないバルサだった。プロとして新たな道を選ぶのは当然のこと。ACミラン退団は濃厚なロナウジーニョ。再びリーガでプレーすることはあるのだろうか。

(スペイン通信)