南アフリカW杯予選アウェイでトルコ代表と対戦するスペイン代表。先日、マドリードで行われた対トルコ代表戦ではピケのゴールでなんとか1−0の勝利をもぎ取ったが、トルコ代表の統率された組織の前に前半は攻めきれない場面も目立った。

 得点が入ってからはいつものスペイン代表らしくボールをキープできたものの、追加点を奪う決定的チャンスはあまり作らせてはもらえなかった。デル・ボスケ監督は苦戦が予想されるトルコホームでの試合を前に両サイドをワイドに使うサイドアタッカーを置いた布陣を試している。

 トルコに向かう前に行われたスペインでの最後の練習で10対10の紅白戦を行ったデル・ボスケ監督。中盤はシャビ・アロンソとマルコス・セナのダブルボランチにシルバとリエラをサイドアタッカーにする形が見られた。サイドから突破口を探るという戦術が伺えるが、F・トーレスがワントップだったためチャビかビジャが残りの一人の枠に入る模様だ。

 デル・ボスケ監督が試した10人は、GKカシージャス、DFカプデビラ、ピケ、アルビオルの代わりにマルチェナ、セルヒオ・ラモス、MFシャビ・アロンソ、マルコス・セナ、リエラ、シルバ、F・トーレス。これにチャビかビジャを加えたのが対トルコ代表戦スタメンとなる模様だ。

(スペイン通信)