ユベントス移籍が噂されていたインテルのセルビア代表MFデヤン・スタンコビッチ(29)が、ユベントスに感謝の意を表明すると共に、インテルでの再出発を誓った。

 インテルで5シーズン目を迎えるスタンコビッチは「昨シーズンは怪我に泣かされ、思い通りのパフォーマンスができなかった。だが、今は生まれ変わったような気持ちを実感している。まだ公式戦は1試合しかプレーしていないが、手応えはつかんでいる」とコメント。

 一方、ユベントスが自身の獲得に乗り出したことについて「ビッグクラブからの誘いは嬉しいものだ。また、ユベントスの選手が、俺の加入を歓迎するコメントを発してくれたことも嬉しかった。ラニエリ監督とも話したが、熱意を感じることができた。しかし、まだインテルでやり残したことがあり、インテル残留の意思は固い。確かに俺はマンチーニ(前インテル監督)の親友であり、彼から信頼された選手だった。彼には感謝の気持ちしかない。マンチーニ解任と共に、俺の退団も報じられたが、クラブから放出を示唆されたことは1度もなかった。電話1本で互いの意思を確認しただけだ。モウリーニョはすぐに偉大な監督だと分かった。13、4年に及ぶサッカー人生の中でも、彼のような練習方法は始めての経験だった。監督から『重用だ』と言われたということは、期待されていることの証だろう。彼が自分の残留を明言してくれたお陰で、ようやく移籍報道も収束した」と振り返っている。