(C)2007黒田硫黄・講談社/「茄子 スーツケースの渡り鳥」製作委員会

写真拡大 (全2枚)

日本のアニメとして初めてカンヌ国際映画祭の監督週間に正式出品され、03年夏、全国劇場で拡大公開された映画「茄子 アンダルシアの夏」の続編、「茄子 スーツケースの渡り鳥」が遂に登場、OVA作品として10月24日発売される。

今作は、世界3大自転車レース、スペインの「ヴェルタ・ア・エスパーニャ」から、日本で開催される「ジャパンカップサイクリングロードレース」へ舞台を移し、チーム・パオパオビールが熱いレースを繰り広げる。

「ジャパンカップ」は、日本で開催される自転車競技において最高峰に位置するプロレースで、16回目を迎える今年も宇都宮市森林公園で開催される。参加選手の実力やレースの難易度、格式などからアジア最高峰のレースに位置付けられ、「ツール・ド・フランス」など海外のメジャーレースに出場する選手が日本を走る唯一の大会として、毎年全国から熱狂的な自転車ファンが集まり、絶大な支持を受けている。今年は本作品の発売直後の10月28日に行われる予定。

原作は、「セクシーボイスアンドロボ」で話題の黒田硫黄の漫画「茄子」(講談社、アフタヌーンKC)の一篇。黒田氏の独自のタッチと斬新なドラマは宮崎駿、大友克洋、寺田克也らが絶賛の声を寄せている。

監督は高坂希太郎。前作同様、脚本・キャラクターデザインも担当。「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」で作画監督を担当し、宮崎駿監督作品には欠かせない存在の高坂監督が前作以上の迫力と緻密さ、そしてドラマ性でロードレースの世界を描く。

また、アニメーション制作も前作同様に世界に誇るアニメスタジオとして、クオリティの高さに定評がある、マッドハウス(「ピアノの森」「時をかける少女」「DEATH NOTE」)。自転車レースのスピード感、躍動感を見事に再現している。

ストーリー、豪華声優陣は次ページへ!