【MLB】ブルージェイズ「蘇生」WC圏まで0.5差もゲレロ離脱 岡本和真に託された命運
崖っぷちで息を吹き返した狎弔つ鮫瓩法△いなり最大級の試練が降りかかった。ブルージェイズは15日(日本時間16日)、本拠地ロジャーズ・センターで同地区のヤンキースに4―1で快勝した。直近9試合で7勝目を挙げ、61勝64敗。15日の全試合終了時点でア・リーグのワイルドカード最終枠まで0・5ゲーム差に迫り、長く遠ざかっていたポストシーズン争いへ完全に戻ってきた。低迷期には遠く見えた10月が、いよいよ手を伸ばせば届く位置にある。
ところが、その上昇気流に冷や水を浴びせたのがウラジミール・ゲレロ内野手(27)の離脱だ。前日14日のヤンキース戦で三塁へ走塁した際、相手野手のジョージ・ロンバード・ジュニアと交錯して左側頭部に膝が入り、脳震盪を発症。15日に7日間の負傷者リスト(IL)入りした。シュナイダー監督は「検査を受ける中で前日より少し悪く感じたようだ。できるだけ短い離脱で済んでほしい」と説明し、慎重に回復を待つ姿勢を示した。
皮肉なのは、ゲレロが今季115試合で打率2割6分3厘、7本塁打、46打点と本来の爆発力を欠き、本拠地ではいまだ本塁打ゼロという点だ。それでも昨季ポストシーズンでは8本塁打、15打点をたたき出し、ア・リーグ優勝決定シリーズMVPにも輝いた球団の顔。今季の数字だけでは測れない精神的支柱であることに変わりはない。
実際、15日は主砲を欠きながら終盤に勝ち越してシリーズ勝ち越しを決めた。チーム全体に「まだ行ける」という空気が生まれているからこそ、その勢いをゲレロ不在で止めるわけにはいかない。
そこで、より大きな役割を求められるのが岡本和真内野手(30)だ。メジャー1年目ながら120試合でチームトップの24本塁打、71打点。打線の最大の長打力を担ってきた。一方で8月はここまで50打数10安打、0本塁打、2打点とペースダウンしている。主砲不在の今は、その沈黙を破る絶好のタイミングでもある。
チームがようやく「蘇生」し、10月への扉をこじ開けようとしている今こそ、岡本の一発が必要になる。ゲレロが戻るまでの空白を埋めるどころか、その間にブルージェイズをワイルドカード圏へ押し上げられるか。逆襲の成否は、日本人スラッガーのバットに重く託された。

