上海銘菓「大白兎」が外国人客に人気 ミルクティーも脚光

【新華社上海8月12日】中国上海市の銘菓「大白兎(ホワイトラビット)」ミルクキャンディーなど国産食品の伝統的パッケージデザインが最近、海外の交流サイト(SNS)で改めて脚光を浴び、海外のネットユーザーが中国の老舗を知るきっかけとなっている。
上海の南京路歩行街(歩行者天国)には、青と白を基調とした内装の茶飲料専門店「大白兎奶茶(ミルクティー)」1号店があり、行き交う外国人観光客の注目を集めている。店内には飲料のほか、さまざまな味の大白兎キャンディーが一列に並ぶ。大白兎のロゴ入りショッピングバッグやブローチなどの雑貨も人気で、手に取ってじっくりと眺める人も少なくない。
マレーシアから来たマイク・ウィンさんにとって、大白兎は馴染みのないブランドではない。上海に来る前からSNSで大白兎キャンディーの投稿を何度も目にしており、今回は「大白兎ミルクティー」を試したという。キャンディーで定番のミルク味と生乳を合わせ、老舗の伝統の味を新たな形で商品化した飲み物で、ウィンさんは「コクのあるミルク味がとても気に入った」と絶賛した。

大白兎のブランドキャラクターは、雑貨や土産物など文化クリエーティブ商品にも幅広く使われている。
初めて中国を訪れたという英国人ライアン・フォスター・ジョーンズさんは、南京路を散策中に店の可愛らしい外観に引かれて中に入った。白いウサギのキャラクターがさまざまな装飾や商品にデザインされているのを気に入り、店内をひと回りした後にショッピングバッグをお土産として購入した。
店員によると、夏休みなどの繁忙期は外国人観光客が全体の約3割を占め、1日当たり200〜300組が購入する。マレーシアやインド、シンガポール、韓国、英国などの観光客が多く、ミルクティーを見てからキャンディーや文化クリエーティブ商品を購入するという。

店では外国人観光客向けのサービスにも力を入れている。キャンディーの値札には中国語、英語、韓国語の3カ国語が表記され、約20種類のバラ売りキャンディーや棒付きキャンディーの横には果物などの写真を載せて味が分かるようにした。ミルクティーのメニューも中国語と英語の2カ国語を用意し、従業員研修にはスマートフォンの翻訳アプリを使って外国人観光客とやり取りする方法も取り入れている。
ミルクキャンディーからミルクティー、文化クリエーティブ商品、さらには外国人観光客向けのサービスに至るまで、大白兎ミルクティー1号店の取り組みは上海老舗ブランドの新たな「見せ方」を反映している。大白兎で人々が思い出すのはこれまで、キャンディーの包み紙くらいだったが、今は飲み物として味わい、腕や手に提げ、外国人観光客がカメラに収める上海の象徴になっている。(記者/周蕊、戚新源)
