『ghost/夜の果て』©ghost production committee

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 2027年2月11日に公開されるアニメーション映画『ghost/夜の果て』の声優として堀田真由と高橋一生の参加が発表された。

参考:夏目真悟×マッドハウス『ghost/夜の果て』2027年2月11日公開 主題歌・挿入歌は羊文学

 本作は、労働の必要がなくなった近未来を舞台に、満ち足りた社会の秩序に抗いながらも、“本物”を求め続ける少女の物語。

 『ワンパンマン』『ACCA13区監察課』『Sonny Boy』『四畳半タイムマシンブルース』などの夏目真悟が監督を務め、アニメーション制作はマッドハウスが担当。キャラクター原案を漫画家のオノ・ナツメ、キャラクターデザインは久貝典史が手がけ、TVアニメ『ACCA13区監察課』チームが結集。さらに、羊文学が書き下ろした全6曲の楽曲と、君島大空による劇伴が物語を彩る。

 堀田が演じるのは、主人公・ニケ。15歳で既に“選別”された特権を持ちながらも、世の中とのズレや孤独を感じ、自分の居場所を探し続ける少女という役どころだ。高橋が演じるのはニケと出会う男・マス。過去に家族を亡くしたことから深い喪失を抱え、身体に刺青を入れ続けながら日々を漂う。

 あわせて公開された特報映像には、「私は特別だから」と自分について語るニケの姿が。そんなニケに、マスは「ちゃんとここにいる」と寄り添う。

 また、8月7日より全国の上映劇場(※一部を除く)にてムビチケカード型前売券(第1弾)が発売される。

コメント堀田真由(ニケ役)

初めて台本を読んだ時、子どもの頃に抱いていた言葉にはできない沢山の感情を思い出しました。そんな私も、大人になるにつれて自分が傷つかないように気持ちをしまい込み、「聞 き分けのいい子」や「いい子」でいることをいつの間にか覚えてしまった気がします。ニケは、不器用なくらいまっすぐで、美しいものや本物だと思えるものを大切にしながら自分の居場所を探し続けています。ニケの強さはとても眩しく、演じていて時に羨ましくもありました。でも同時に、そのまっすぐさゆえの危うさも感じます。この作品には、ひとつの答えを決めつけない魅力があると思うので、観てくださる方のそれぞれの心に違う形で届く作品になっていると嬉しいです。

高橋一生(マス役)

喪失や、それに付随する絶望。そういったものを潜り抜けなければ見えてこないものは確かに存在しています。合理を突き詰めれば、世界はかえって人間の居心地の悪い場所になりますが、抗いようのない何かによって、私たちはまっすぐ、地獄と背中合わせの桃源郷に向かっているのかもしれません。マスがどこかに抱いている諦観は、自分の視座と時折強く重なったように思います。夏目さんの眼差しから生まれた針の穴のような光明は、私たちと地続きの世界の、その冬の美しさのなかに、道標として輝いています。

君島大空(音楽担当)音楽を作っていく中で、作中に登場する人物の誰へでも自分を代入できると気がつくような瞬間がありました。それは大人になっていく過程そのものに敵対するような過剰な鋭さ、老成していく 部分への省み、気持ちを守るために独自の儀式を執り行う個人と集団。内省的であることは、ひとりの内に成り立つものではなく世界によって侵され、守られているのだと思います。この作品に出会ってから、ひとりの人間に根差している暴力が何によって世界に開かれるべきなのかを考えていま す。

羊文学(主題歌・挿入歌)何度も脚本を読み、最後にはいつも涙が出ていました。そして、この作品に向き合 うとき、嘘がないようにしようと思いました。曲は、少し前、初めてのアメリカツアーの前後で完成させました。日本で感じていた自分の痛みを、アメリカの広大な景色に似合うカラッとした音に 乗せることで、ニケの強さと脆さを表現したいと思いました。私たちの曲が、ghostが皆さんの思い出深い一本となるための、小さな力になれていれば嬉しいです︕

オノ・ナツメ(キャラクター原案)キャラクター原案のお話をいただいた時、アニメ「ACCA13区監察課」の皆さんが勢揃いな中に参加させてもらえ ることをとても嬉しく光栄に思いました。出来上がった映像を拝見した時はキャラクターデザインの久貝さんの手によって完成したキャラクターたちの表情に見入ってしまいました。目に残る色、耳に残る音、また映画館で味わいたいです。(文=リアルサウンド編集部)