テレビ信州

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長野県内でクマの目撃が相次ぐ中、木曽郡王滝村では、クマを撃退するためのある実証実験が行われました。ドローンから、ボールのようなものを発射してクマを追い払うというものです。

大和洋介記者
「今、球がドローンに挿入されます。ドローンが離陸しました。目標物となるクマの着ぐるみです。今、ドローンから球が飛んでいきます」

王滝村にある、おんたけ休暇村で3日行われたクマを追い払うための実証実験。

トウガラシなどに含まれる辛みをもたらす成分、カプサイシンやオオカミの尿など、クマが嫌がる臭いなどを混ぜて作ったボールを空中のドローンから発射するというものです。

愛知県名古屋市に本社があるFor Natureが2020年に取得したドローンから投てきするという特許技術で、アーム式の装置を使っておよそ20メートル先のクマめがけて発射します。

クマに当てるのが目的ではなく、近くで球が割れて、中から出た嫌なにおいや成分で人里に寄せ付けずに山へ戻すというのが狙いです。

人間が近づかなくてもドローンで追い払うことができればけがなどのリスクも減ると考えています。

For Nature 安田公也社長
「クマはそれを飛べません。空からのクマ防除というシステムが作れたらと。私どものドローンは音も発生します。ボールだけでなく、出来るだけクマが嫌がる音を発生させたりして防除することも考えている」

クマに向けて発射する以外にもこのドローンを活用して人里に近づけない予防ができるということです。

For Nature 安田公也社長
「この臭いは、1~3か月持つと言われているものもある。ある広範囲の所にこのドローンで投てきをして臭いを1~2か月持たせて(人里に)近寄らせないということも考えている」

ドローンのパワーの問題や球の中に入れる薬剤の配合など今も試行錯誤が続いているということですが、今後改良を進めて今年中には40連射できる機体を実用化したいと意気込んでいます。