【転勤グルメ】春のシーズン目前、転勤先で人気の福岡と札幌で定番肉グルメの良店を一挙紹介!

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春の訪れを実感する季節になりました。この時期は、新天地でのチャレンジに向け気合が入っているビジネスパーソンも多いのではないでしょうか。そう、会社員には切っても切れない「転勤シーズン」がいま真っ盛りです。筆者も転居すること6回。「住めば都」の言葉通り、それぞれの地で素敵なご縁に恵まれました。

さて、赴任先として人気のツートップは福岡と札幌と言われています。そこで今回から「転勤先で行きたい名店」と題し、両都市で評判のお店をジャンル別にご紹介します。第一回は「肉対決」。ミラノ・コルティナ冬季五輪の熱がまだ冷めやらぬ中、思い出のシーンとともに名店の肉料理をお楽しみください。

福岡といえばのもつ鍋、京風白みそ使用が大ヒット!

では、春の訪れが早い福岡からまいりましょう。福岡の肉料理といえば、「もつ鍋」です。

最初にご紹介するのは、『越後屋 博多駅前本店(福岡市博多区)』です。30年ほど前、福岡で働いていた会社の後輩が「今までにないもつ鍋屋を見つけた」と教えてくれたのが同店でした。その以来、旅行や出張のたびに通っている大好きなお店です。

同店の特徴は、京都出身の社長が他店と差別化を図るため、京都の白みそを採用したこと。それが大当たり。いまでは福岡における「もつ鍋」の主流の一つになりました。福岡、京都なのになぜ「越後屋?」。これを説明すると長くなるので、またの機会に(笑)。

越後屋博多駅前本店

まずは、博多名物「明太子」と「酢もつ」をビールと合わせます。これだけでテンションマックス。口の中に福岡を感じ幸せを噛みしめます。

越後屋博多駅前本店(明太子と酢もつ)

続いてメインディッシュの「京風白みそ もつ鍋」を頂きます。久しぶりの越後屋の「もつ鍋」、この白みその味わいをどう表現したらいいかわかりません。もつと野菜のダシも効いて最高の味わいに昇華しています。

越後屋博多駅前本店(京風白みそ味もつ鍋)

締めはもちろん、もつ鍋にぴったりのちゃんぽんをセレクトしました。まるでフィギュアスケートで金メダルを獲得した「りくりゅうペア」のような理想的な組み合わせです。福岡に行くときはまず頭によぎる「越後屋のもつ鍋」、今日も美味しく頂きました。

福岡・もつ鍋のおすすめ店、2店舗目も「みそ推し」、柔軟な接客も嬉しい

続いてご紹介するのは、『もつ鍋一藤 天神西通り店(福岡市中央区)』です。「一藤」ブランドとして現在3店舗を営業しています。

もつ鍋一藤 天神西通り店

こちらも「味噌」が推しのお店です。注文したのはもちろん「味噌」の基本コース。前菜に続いて「酢もつ」と「上馬刺」が提供されるようですが、競馬好きの筆者は「馬肉」はNG。それを伝えたところ、すぐに福岡名物「胡麻サバ」にチェンジしてくださいました(写真撮り忘れ)。柔軟な対応に感謝します。

もつ鍋一藤 天神西通り店(前菜の胡麻豆腐と酢もつ)

味噌もつ鍋の味わいは越後屋の京風白みそ味とよく似ています。フィギュアスケートで金メダルを獲得した米国のアリサ・リュウ選手と、アン・ルイスさん(「六本木心中」など1980年代に活躍した女性歌手)がそっくり!と話題になりました。偉大な2人のスターと、福岡を代表する2つのもつ鍋が重なるとは、意外な発見でした(笑)。

もつ鍋一藤 天神西通り店(もつ鍋味噌)

札幌の肉グルメ代表はジンギスカン!創業70年以上の名店は並ぶ価値あり

続いて、札幌の肉料理の代表である「ジンギスカン」の名店をご紹介します。ジンギスカンの発祥は諸説あり、例えば岩手県遠野市、山形県蔵王温泉、千葉県成田市、長野県長野市。などなど「我こそは元祖」と名乗るエリアは枚挙にいとまがありません。いつか、「元祖食べ比べ」もやりたいと思っていますが、やはり多くの方は、ジンギスカンと言えば札幌(もしくは北海道)を思い浮かべるのではないでしょうか。

中でもススキノの『成吉思汗だるま本店(札幌市中央区)』は昭和29年創業の歴史あるお店として有名です。同社は現在計7店を構えますが、どうせなら「本店」に行きたくなるのが人情というもの。お肉だけでなく本店でしか味わえない空気を味わうために、行列を覚悟でススキノに突撃しました。

だるま

多くの人が並んでいます。約40分後、入店。まずはビールを注文します。出てきた生ビールは保冷タンブラーに入っています。おつな仕掛けですが、保冷する間もなくあっという間に飲み干しました(笑)。続いて、定番の「成吉思汗」と瓶ビールと追加。まず生の肉をご覧ください。色がめちゃくちゃ綺麗です。これだけでビールが飲めそうです(笑)。

だるま(成吉思汗)

同店の肉は365日欠かさず仕入れるマトン肉で、秘伝のタレは女将さん自らが仕込んでいるとか。焼いた肉は「北海道で食べるジンギスカン」のイメージそのままで、柔らかくも弾力があり旨い。

だるま(成吉思汗)

そして「成吉思汗」とセットの野菜は玉ねぎのみ。この潔さは、スピードスケートで勝つことだけを目指して走った、郄木美帆選手の求道者のような姿を思い出します。北海道出身の高木選手。パワーの源はジンギスカンかも知れません。

次にもう1軒『さっぽろジンギスカン本店(札幌市中央区)』をご紹介します。なのですが、少々出遅れ21時ごろに訪問したところ、お肉の売り切れで営業終了。「ま、まさか、、、」。スキージャンプの男子スーパーチームが、降雪で競技中止になったときの心境に似ています。大変残念ながら実食は出来ませんでした。皆さまも早めにお出かけください。

さっぽろジンギスカン本店

蒸し焼きが楽しい千歳市の絶品ジンギスカン、工場直送ビールが相性抜群!

福岡の「もつ鍋」は2軒紹介しました。札幌が1軒では公平さを欠きます。となればと、今回は札幌から電車で30分ほどの場所にある千歳市の絶品ジンギスカンをご紹介したいと思います。『キリンビアレストラン ハウベ(千歳市)』は隣接するキリンビール北海道千歳工場直送のビールが飲めることが大きな魅力ですが、「だるま」が「焼く」のに対し、「ハウベ」はもやしの上で「蒸す」タイプであることも有名です。

キリンビアレストラン ハウベ

まずもやしと玉ねぎを鍋に敷き詰めます。もやしの上には、これまた美しい色の「特選生ラム」を乗せます。もやしの上で焼くことで程よい焼き加減になるとか。特に薄めの肉にお薦めらしいですが、厚みのある「特選生ラム」でもめちゃくちゃ美味しく焼けました。

キリンビアレストラン ハウベ(特選生ラム)

北海道にはキリンビールの他にも、サッポロビール(恵庭市)、アサヒビール(札幌市白石区)、と計3社の工場および併設レストランがあります。ビール好きの方は、飲み比べ食べ比べに是非お出かけください。

今回は、会社員の赴任先として不動の人気を誇る、福岡と札幌の肉料理をお届けしました。

ミラノ・コルティナ冬季五輪の思い出はこじつけが多かったですかね(笑)。これから同地でパラリンピックも始まりますし、ワールド・ベースボール・クラシック連覇に向け「侍ジャパン」も始動します。アスリートの皆さま、肉料理でスタミナつけて頑張ってください。全国各地に転勤される皆さまは、引っ越しに引継ぎにお忙しいと思いますが、日本選手の応援もよろしくお願いします。

文・写真/十朱伸吾

おとなの週末Web専属ライター。全国のご当地グルメを求めて40年余。2013年には、“47都道府県食べ歩き”を達成した。訪れた飲食店は1万軒をゆうに超える。旅と食とお酒をこよなく愛するオプチミスト。特にビールには一家言あり。競馬と写真とゴルフも趣味。週1の自転車ツーリングとサウナでダイエットにも成功した。好きな言葉は「発想力は移動時間に比例する」。