「やることは変わらないのに、なぜか家事がうまくこなせない」。40代に入ってから悩み始めたというのは、ライフオーガナイザー1級のkinopikoさん。掃除も洗濯も大変な原因は、家事の量そのものより、「がんばることを前提にしたやり方」にあったのだとか。そこで、家事で「手放してよかった」5つのことをご紹介します。

40代で「完璧な家事」ができなくなった

40代になってから、「家事をちゃんとやろう」と思うほどおっくうに感じ始めました。30代までは週末にまとめてリセットしたり、夜に気合いで片付けたりしてもなんとかなっていました。ですが、今は同じやり方をすると翌日に疲れが残るのです。

【写真】洗濯物カゴ。洗面所に置くと、家族が自然と服をたたんでくれます

歳を重ね、体力や集中力、生活リズムが少しずつ変わってきたのだと思います。それでも、家事をやろうと必死に努力していましたが、当然しんどくなる一方。問題はやる気や時間だけでなく、家事の量やこなし方が今の自分に合っていなかったことでした。

家事で「やめてよかった」こと5つ

そこで、次の5つを思いきってやめてみました。

1:家事・掃除をまとめて一気にやる
2:洗面台・キッチンを毎晩ピカピカにする
3:洗濯物をその日のうちに必ずたたむ
4:子どもが寝たあとに家事をする
5:すき間時間をすべて家事に有効活用しようとする

●「気づいたときに少しずつ」がちょうどいい

以前は、掃除も家事も一気にやった方が効率的と思っていました。ですが実際は、気づいたときに少しずつやった方が労力が少なく、時間も短くてすみました。

●洗濯物は「気が向いたらたたむ」で十分だった

しかも、片付いていないことが気になった夫や子どもたちが自らやってくれることも。洗濯物も、その日のうちにたたまなくても問題はありませんでした。次の日、気が向いたときで十分です。

わが家には家族の肌着やパジャマなどを入れるボックスがあるので、子どもたちも洗濯し終わったものを仕分けてくれたりします。

●あき時間に無理はしない

子どもが寝たあとや、すき間時間に家事を詰め込んだり、効率化する方法を調べて情報収集にあてたりするのもやめました。あいているときは、HPを回復させる時間に使う。その方が体も心も元気に家事をこなせる感じがします。

5つに共通していたのは、「まとめて・完璧に・効率よく」やろうとしていたこと。家事そのものというよりは、「全部やろう」とする先入観をやめました。

家事も収納と同じで「余白」が大切だった

仕事柄、収納アイデアを発信していますが、家事も収納も「余白があると心地よい」と実感しています。棚は収納できる量に対してギリギリまでつめ込むと、それだけで使いづらくなります。家事も同様に、タスクの量は以前と大きく変わっていないのに、自分の体力や集中力の余裕が減ったことで、急にしんどく感じるようになっていたのです。

40代の体力やキャパは、20代や30代の頃と同じではありません。昔の基準をそのまま続けていけばどこかで無理が出てしまいます。だからこそ、今の自分の「収納容量」に合わせて調整し、余白を増やす。私の場合は、「がんばることを前提」にした家事をやめて、毎日がうまくいくようになりました。

なにかを「やめる」ことは怠けることではなく、年齢を重ね、今の暮らしを整えるために必要なことだと感じています。