伝統の「雛菓子」作り盛ん 縁起物や野菜など 桃の節句を前に山形県鶴岡市の菓子店で
3月の桃の節句を前に山形県鶴岡市の菓子店では、縁起物の魚や果物、野菜などをかたどった伝統の「雛菓子」作りが盛んに行われています。
鶴岡市では毎年3月3日の桃の節句が近づくと縁起物のタイや子どもの健やかな成長を願うタケノコなどをかたどった雛菓子を作り、ひな壇にかざる風習が江戸時代から続いています。春の訪れを感じさせる風物詩にもなっていて、鶴岡市内の菓子店「木村屋」の工場では2月16日から雛菓子作りが始まりました。
和菓子の材料、求肥と白あんを混ぜた色鮮やかな「練り切り」を、職人たちが魚や果物、野菜などをイメージし代々受け継がれた「型」やヘラなどを使って1つ1つ丁寧に細工していきます。出来上がった雛菓子は溶かした寒天をかけてつややかに仕上げます。
ことしはタイやタケノコといった縁起物のほか庄内に春を告げる「サクラマスの切り身」在来作物の「温海カブ」や「外内島キュウリ」など合わせて12種類の雛菓子を作っています。
木村屋商品開発係長・吉野真さん「お子様の健やかな成長を祈って桃の節句らしい鶴岡伝統の雛菓子を皆さんに届けられれば。まず目で見て楽しんで春を先取るような形で和のお菓子として召し上がっていただければ」
木村屋では雛菓子の詰め合わせ4種類、あわせて5000セットを作る予定です。雛菓子作りは2月末がピークということです。
