ダイハツ「“新型”軽商用バン」発売! 「クラストップの荷室」を維持した「初の電動モデル」なぜ登場? “ラストワンマイル輸送の強い味方”新型「e-ハイゼットカーゴ/アトレー」のこだわりとは
初のBEVを「軽商用バン」にした理由は?
ダイハツは同社初の量産BEV(バッテリーEV)となる軽商用バン「e-ハイゼット カーゴ」と「e-アトレー」を2026年2月2日に発売しました。
ダイハツとしては初のBEVモデルですが、なぜ商用バンからスタートとなったのか。そしてダイハツならではのこだわりポイントとは。
発表会で分かったことを紹介していきます。
すでに軽自動車市場では乗用BEV、商用BEVモデル、どちらも販売されていますが、ダイハツは商用バンというジャンルでBEVへと参入することを決めました。
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それは自動車会社として、もっとも環境に貢献できるという想いと、ビジネス的に勝機があるという2つの意味合いがあるといえます。
まず1つ目のもっとも環境に貢献できるという想いについて、現在ダイハツの国内販売の約半数が商用モデルとなっていて、国内で所有されている商用車の約60%が軽自動車となっています。
つまり軽商用モデルのBEVを販売することが、ダイハツとして最もカーボンニュートラルに貢献できるという訳です。
そしてビジネス的な勝機です。先に述べたようにダイハツの国内販売の約60%が商用モデルということは、軽商用モデルはダイハツが大きなシェアを有している分野でもあります。
またダイハツは業販チャネルを持っており、ビジネスユーザーに対する太いパイプを持っています。それに加えて個人ユーザーよりもビジネスユーザーの方がBEVモデルへの関心は高いという声もあります。
こういった背景から「ダイハツとして初めての軽BEVモデルをやるなら商用モデルで」という流れになったのでしょう。
先に紹介した背景を言い換えれば、「ダイハツの商用モデルがビジネスユーザーから支持されている」と表現することが出来ます。
その支持されているビジネスユーザーが「変えては困ってしまうところ」を変えないことがダイハツのこだわりでした。
変えないとこだわったポイントは数多くありますが、最大のポイントは荷室です。
軽自動車としてはベースの「ハイゼットカーゴ/アトレー」で大容量と評価されている荷室空間ですが、寸法も全くそのままであることにこだわりました。
バッテリーやモーターなど、床下に搭載するメカニズムを変更しても、縦×横×高さ、開口部の寸法に至るまで同じです。
それはなぜなのか。容量をそのままに…という考えもありますが、長年この寸法で愛用してきたビジネスユーザーを思っての配慮なのです。
というのも、ビジネスユーザーの中にはハイゼットカーゴ/アトレーの荷室に合わせて、オリジナルの棚を設置するなど、自身の仕事に合わせてカスタマイズしているユーザーもいるのです。
そのようなユーザーがe-ハイゼットカーゴ/アトレーに乗り換えても、車内での利便性をそのままとするため、ダイハツは同じ寸法にこだわりました。
新型e-ハイゼットカーゴ/アトレーの登場により、ラストワンマイルの小口配送を中心に軽のビジネスユーザーの電動化が進むのか、注目したいところです。
