40代、50代になると、肌の質感や輪郭、似合う色が変化。以前と同じようにメイクするとやり過ぎ感が出たり、なにもしないと老けて見えたり…。そこで、読者への自然なのにいい感じに見えるメイクが人気のメイクアップアーティスト・松岡奈央子さんに、アイテム選びやメイクの仕方をちょっと変えるだけで見違える方法を教えてもらいました。今回は、「チーク」のお悩みを解決します。

お悩み:チークをつけると若づくり、つけないと顔色が悪い…

顔色を明るくしてくれるチーク。よく「にっこり笑ったときにいちばん高くなる頬骨部分にのせる」といいと聞くものの、妙に目立ったり入れ方が難しいというお悩みが多いようです。

【写真】自分メイクとプロのメイクのビフォーアフター

ESSE読者の久世よう子さん(46歳)も、「チークをつけるとなぜか老けて見えるような気がするけれど、つけないと顔色が悪い人になってしまいます。メイクで盛りたいわけではないので、ブラウン系のパウダーチークを極薄くつけています」と迷走中なのだそう。

これで解決:お風呂上がりの「ジュワッと温まった顔色」を目指して

「チークは頬に色をつけるもの…ではありません。血行のいい肌の色にすることで、顔色を明るくしてイキイキとした印象をもたらすことこそがチークの役目なんです」と松岡さん。

そのためには、にっこり笑ったときにいちばん高くなる頬骨のところにつける「だけ」ではダメなのだそう。

「頬骨部分につけたら、それを360度、広範囲にのばし広げて、お風呂上りや鍋を食べたあとの『内側からジュワッと温まっている』ように見せることが大切です。パウダータイプではなくクリームタイプのチークを選ぶと、のばし広げやすく、大人肌にほしいツヤ感もプラスできますよ」(松岡さん)

<使ったのはコレ!>ツヤのあるピンクベージュのクリームチーク

・写真左/キャンメイク クリームチーク 21 タンジェリンティー ¥638(井田ラボラトリーズ)
・写真右/ロージーローザ スポットカバーパフ2P ¥495(ロージーローザ)

「大人肌で健康的な血色感を出すなら、自然なツヤが出しやすいクリームタイプのチークがおすすめ。色は肌なじみがよく、肌のくすみを払って明るい顔色に見せてくれるピンクベージュやオレンジベージュが◎です」(松岡さん)。

のばすのはファンデーション用のスポンジでもOKですが、指のような感覚で使える小さなスポンジがあると便利。チークをのび広げるときだけでなく、小鼻のまわりや目の下など、細かい部分にファンデーションを塗るときにも活躍します。

大人の自然な「血色感」チークの塗り方

40、50代がチークをつけるときは、手持ちのコンシーラーとチークを混ぜてつけるのがおすすめ。目元の下のクマやくすみ、シミなどをカバーしたいのに、チークをつけるときにファンデーションをこすって薄くしてしまい、効果が半減…なんてこともなくなり、カバーをしながら自然な血色感が出せます。

●1:クリームチークにコンシーラーを混ぜて、カバーしながら自然な色味に

クリームタイプのチークとコンシーラーを、「チーク2:コンシーラー1」の割合で、手の甲で混ぜ合わせます。

「チークの色がナチュラルになるうえ、落ちにくくなり一石二鳥です。コンシーラーもクリームタイプがおすすめ。頬の濃いシミをカバーしたいときは、コンシーラーの量を多めにしてみてください」(松岡さん)

●2:スポンジを使って、頬骨の高い部分から360度方向に のばし広げる

まずは、にっこり笑ったときにいちばん高くなる頬骨のところにつけ、それを上下左右360度の広範囲にのばして広げていきます。

●<ポイント>のばし広げる範囲は「思っているより広め」に

上は目の下指1本くらい、下は鼻先の延長線くらい、顔の中央は小鼻のわき、顔の外側は耳の手前まで、幅広くのばし広げていきます。

「最初にスポンジを置いたにっこり笑ったときにいちばん高くなる頬骨のところから、外側に向かってスポンジを動かし、自然に薄くなるようにするのがコツ」(松岡さん)

●<完成!>

写真左は自分メイク、右は松岡さんのお悩み解消メイク。チークを塗った感がなく、自然な血色感が若々しい!

チークに悩む大人世代は、ぜひ試してみてくださいね。