映画「ベニスに死す」で人生狂った“世界で一番美しい少年”死去
ペトリ氏は「彼は勇敢な人物だった」と回想。1年間の対話を経て撮影を開始し、数年にわたる製作は「楽しくもあり、時に痛みを伴うものだった」と語った。
映画公開後、監督とは一度も言葉を交わさず、2003年には「檻の中の珍しい動物のように感じた」と語っている。音楽家としても活躍したが、「『ベニスに死す』のせいで人生がかなり狂った」とも吐露していた。
幼少期に父を事故で、母を自死で失い、元妻との間にもうけた息子は乳幼児突然死症候群で生後9か月で死去。以後、うつとアルコール依存に苦しんだ。晩年には映画「ミッドサマー」に出演するなど深い喪失と向き合いながらも、静かに人生を歩み続けた。
