三者三様な初ワイヤー撮影! 『ウルトラマンオメガ』近藤頌利・吉田晴登・工藤綾乃が語る撮影ウラ話
物語の舞台となるのは、ヒーローも怪獣も存在しない地球。ソラから落ちてきたオオキダ ソラト=ウルトラマンオメガは、平凡な青年でメテオカイジュウを操ることになるホシミ コウセイ、国立自然研究センターに勤める生物学者のイチドウ アユムとともに、怪獣との戦いに挑んでいく。
今回はオオキダ ソラト役の近藤頌利さん、ホシミ コウセイ役の吉田晴登さん、イチドウ アユム役の工藤綾乃さんに、ソラトたちの印象や第1〜3話の思い出深いシーンなどを伺った。
◆かわいいソラト、頑張り屋なコウセイ、ギャップのあるアユム◆
――皆さんが演じるキャラクターの印象を教えてください。まずはソラトから。
吉田 ソラトは、地球に落ちてきたばかりの頃は血が通っていない、冷酷な感じなのかなとホン(台本)を読んで想像していたんです。でも、頌利くんが演じるソラトはちょっとお茶目というか、どこか抜けている部分があった。だから僕もコウセイを演じていて、倉庫にいきなり入ってきたソラトに心を開けたのかなと。
工藤 私も、ソラトはチャーミングな人だと感じました。
近藤 ぶりっ子しているんですよ。
工藤 ぶりっ子(笑)。でも、ソラトかわいいです。
近藤 何もわからない人間は、たぶんかわいいんじゃないですかね? 何もできないこと、何も知らないことを意識して演っていたので、そう映っているのかもしれません。
吉田 ああ、そうかも! 赤ん坊を世話するお母さんに近い感覚だった気がする。
近藤 特に序盤は、違和感を与え続けようと思って取り組みました。「下手に見えないようにしよう」とは考えずに。今までの演技法とは全く違う芝居で、僕もずっと違和感はありましたが。
工藤 赤ちゃんがそのまま大きくなったみたいな?
近藤 うん。会話のテンポが変だったり、どこを見てしゃべっているのかわかんなかったり、のろりのろりと考えながらしゃべったり。時間軸が少し変な役にしようと考えながら演じたから、どんな人が見ても変な人だと思いますよ、ソラトは。
――続いて、コウセイの印象は?
吉田 ちょうだいちょうだい!
近藤 ソラトとして考えると一緒に生活している分、世話してもらっているとかいろいろな恩がありますが、客観的に見るとずっと走っている少年というイメージですね。常に走って、常に汗かいて、常に叫んでいる頑張り屋さん。
工藤 不器用ながらも芯を持ってガムシャラに、真っ直ぐに頑張っている男の子だと思います。頑張ることを頑張っているというか。だからアユ姉も放っておけないのかなと。本当、ソラトとコウセイには母性本能をくすぐられます。
近藤 くすぐられた?
工藤 うん。役にね(笑)。
近藤 役か(笑)。あと、コウセイは三人の中だと怒られ役な気がします。そういう責任を背負ってくれる、仲間意識の強さや正義感みたいなものを持っているのがコウセイなのかなって。
吉田 コウセイを演じるときは、空気感をすごく大事にしていました。最初は気を遣い合ったり、意見が食い違ったり、上手く噛み合わなかったりしつつも、チームとして一緒に戦ううちに距離が近づいていく、関係性が変わっていく姿を表現したいなと。見てわかるくらいの変化が出てくるはずなので、成長の過程を楽しみに見てもらいたいです。
――最後にアユムはいかがでしょう?
近藤 ソラトはコウセイに「一宿一飯の恩義」と言っているんですが、アユムのことも初対面でご飯をいただいたことがきっかけで、仲間だと意識するんです。アユムとソラトたちは、運命的な出会いだったのかなと。ソラトが赤ん坊だとしたら、コウセイとアユムは世話を焼いてくれる兄ちゃん、姉ちゃんみたいな感じなのかも。
吉田 アユムはコウセイにとって、多大な影響を与えることになる人物なんです。自分のやりたいことを模索していて、いろいろなものに手を出すけど長続きしないコウセイとは正反対に、アユムは初めて出会ったときからやりたいことを持っている。だからこそ、コウセイも「姉」と付けて呼ぶくらい尊敬しているんだと思います。
工藤 アユムは序盤から説明セリフが多くて、最初に台本を渡されたときは衝撃を受けました(笑)、とにかくセリフを覚えるのに必死だった記憶があります。
近藤 苦労した?
工藤 はい。がんばりました(笑)! 最後のほうは慣れてきて、すんなりセリフが入るようになりましたね。
近藤 大変だねぇ(笑)。ソラトは怪獣の説明が少しあったくらいだから。
工藤 説明セリフって得意ですか? 得意な人と、苦手な人がいません?
近藤 得意か得意じゃないかはわからないけど、好きじゃないかな。
吉田 僕もそうですね。
近藤 でも、舞台だったら好きかも。いかにも説明セリフっぽく聴かせないようにしなきゃいけないから難しいよね。
吉田 ソラトもアユムも、コウセイと比べると感情の起伏が狭い分、すごく繊細なお芝居をされていて「大変そうだなぁ」と思っていましたよ。逆に、常にハイテンションなのは大変でしたが。
工藤 そういう意味では、研究者としての部分とプライベートな部分で、口調のメリハリをつけるように気をつけていました。
吉田 アユムも実はお茶目ですもんね。
工藤 そうそう、抜けているところもあるし。これから徐々にアユムの素の面が出てくるので、そこも見てもらいたいです。
(C)円谷プロ (C)ウルトラマンオメガ製作委員会・テレビ東京
◆子どもたちの将来のために何かを残すステージに◆
――序盤のエピソードで、印象深いシーンはどこですか?
吉田 僕はやっぱりメテオカイジュウ、レキネスと初めて出会うシーンは印象に残っていますね。僕が小さいときに観ていた『ウルトラマンギンガ』や、『ウルトラマンX』はチームで戦っていたから、そんなヒーローに憧れていたんです。まさか自分がその一員になって、怪獣を操って戦うことになるとは、夢にも思っていませんでした。完成した映像を観るのがすごく楽しみです。
工藤 私が印象に残っているのは、風が吹いてきたところをソラトに助けてもらうシーン。
近藤 ペグノス?
吉田 第3話ね。
工藤 グリーンバックの前でワイヤーに吊られたから、撮影的にも印象深いです。
吉田 吊りは印象に残りますよね。コウセイがハイテンションだし、僕自身も気を張っているし、逆さに吊られたりもしたので、頭に血が上って顔が真っ赤でした(笑)。
近藤 ハーネスも痛いし(笑)。グリーンバック撮影のとき、晴登はすごい疲れていたよね。僕らはケロッとしていたんですけど。
吉田 そもそも吊られた経験が今までなかったんです。
工藤 私も初めて。
吉田 いやいや……ええ、嘘!?
近藤 俺も初めてだった。
吉田 えっ!? いや、だとしたら運動神経が化け物なんですけど(笑)。
近藤 まあ、僕は吊られている時間が短かったから。逆にコウセイは基本飛んでいたので。
吉田 よく怪獣に飛ばされたりしているからね。綾乃ちゃんは「わーっ!」とか、「すごーい!」とか言っていて。
工藤 (声真似を聴いて)バカにしてる(笑)?
吉田 (笑)。アトラクションみたいな感じで楽しんでいましたよね。
工藤 メチャクチャ楽しかった!
近藤 初変身はみんな印象的だと思うのであえて外すと……誰であってもすぐ下の名前で呼ぶこととか、ずっとタメ口を使うこととか、いっぱいあるなぁ。一番は「お腹減った」ってセリフかもしれない。50メートル級の巨人になったら、エネルギーを使うに決まっているので、そこだけは宇宙人だけどリアルなんですよ。ウルトラマンになったらお腹が減ることが、僕としては一番印象に残っています。
――お腹が減るから嫌だ、みたいなことも言っていましたよね。
近藤 そうそう(笑)。コウセイに頼まれても、「いやぁ、もうしんどい」って戦わないという。
――皆さんがライブステージにゲスト出演される、「ウルトラヒーローズEXPO 2025 サマーフェスティバル」の意気込みも伺わせてください。
近藤 黄色い歓声が上がったら嬉しいですね。「わぁーっ!」って。
吉田 たしかに! ほしいわぁ。
工藤 ほしいー!
吉田 今までもいろいろな方から応援のコメントをいただけて、僕のファンの方もすごく喜んでくださっていたんですが、実際に生の皆さんの反応が見られる機会なので、僕も全力で楽しみたいですね。取材を受けている時点では、どういう形で参加するのかまだわからないんですけど、せっかくだしメテオカイジュウと一緒に出たいです!
工藤 子どもたちが来るイベントに参加するのは初めてだから、私にとっては未知の体験で。子どもたちのエネルギーや好きなことを突き詰めている人のパワーって、凄まじいと思うんですよね。その声に応えられるようにアユムとして携わりたいですし、皆さんのパワーをいっぱいもらって、今後の頑張りにつなげていきたいです。
近藤 憧れのヒーローと間近で会うのって、絶対心に残るはずなんですよ。いま自分が考えていることをいろいろと相談していて、どこまでできるのかはわかりませんが、会場の子どもと友達になって帰りたいですし、その子の将来のために何かを残したいと思っています。
(C)円谷プロ (C)ウルトラマンオメガ製作委員会・テレビ東京
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