左:ワークマン 右:ユニクロ
 日々日に寒さが増してきました。真冬になる前に揃えておきたいのが防寒グッズです。

 寒い時期は、 特に“首”と付く部分を温めるのが全身の血流に良いそうです。手首、足首、首などには太い血管が通っていて、温めることで自律神経を整える効果もあるんだとか。

 そこで今回は、「コーディロイ防風ネックウォーマー」(税込399円)とユニクロの「ヒートテックフレヤーンネックゲイター」(税込1500円)を徹底比較します。

 商品名の違いを調べてみると、ネックウォーマーは首を温める商品で、ネックゲイターは首を温める以外にも活用できる商品だそうです。店舗で購入していろいろと比べていきます。

◆ワークマンはユニクロよりも1000円以上安い

●ワークマン「コーディロイ防風ネックウォーマー」
価格:399円(税込)
カラー: ブラック、グレー、ベージュ、レッド、ブルーパープル
サイズ: フリー

●ユニクロ「ヒートテックフレヤーンネックゲイター」
価格: 1500円(税込)
カラー: ダークグレー、ブラック、ベージュ、オリーブ
サイズ:フリー

 ワークマンもユニクロも、今季は色味が控えめなカラー展開になっています。サイズはどちらもフリーなので、男女共に着用できるタイプですね。

 ワークマンとユニクロの価格差は、なんと1101円! 3倍以上の価格差があります。これだけ価格に違いがあると、素材以外にも違いがありそう。

◆まずは触って比較してみます

 まずは、サイズから比べてみましょう。

 測ってみると、ワークマンは、全長約23cm、幅が約29.5cmでした。ユニクロは、公式ホームページ全長が25cmで幅が29.5cmと記載があり、前後1cmほどの誤差は出るそう。筆者が測ったところ、全長が25cmで幅は約27.5cmでした。

 次に、形を比べてみます。

 商品を立ててみると、ワークマンは自立できず、ユニクロはふんわり自立しました。

◆素材にも大きな違いが

 風が入り込むと冷えるのが首元ですよね。ネックウォーマーはなるべく首から密着したいもの。

 ワークマンは調節ができるタイプで、ストッパーで絞れるようになっています。ユニクロは調節機能がないため、どの程度首に密着するか試着してみないとわかりません。

 同じ、“首部分を温める商品”ですが、素材にも大きな違いがありました。

 ワークマンは、表側がポリエステル90%とポリウレタン10%。裏側は、ポリエステル100%です。基本的にポリエステルでできている商品のようですね。ポリエステルは、吸湿性が高く、型崩れしにくい素材です。

 ユニクロは、アクリル52%・ナイロン32%・毛10%・ポリウレタン6%で、ヒートテックインナーにもよく使われているアクリルと、ポリウレタンが含まれています。

 表面を触ってみると、ワークマンはコーデュロイ素材。ユニクロは、柔らかく毛糸よりもしっとりした感触です。首につけた時の暖かさや、付け心地が気になるところです。

◆着用し、自転車に乗ってみました

 首に着けた瞬間、あたたかいのは断然ユニクロでした。ふんわりとした素材感が心地よく、優しい付け心地です。

 一方のワークマンは、ユニクロと比べると薄さを感じました。また、着けても首に素材が密着する形ではないので、真冬に着けるには心細いなという印象。

 それぞれのネックウォーマーを着けて、自転車を走らせてみました。ワークマンは、ストッパーを絞れば風が入ることなく、首を守ってくれます。しかし、ストッパーを絞ると完全に首だけの防寒となり、顔や口元は冷たさを感じました。ユニクロは、伸びる素材なので、耳や口元までふんわり包んでくれました。

 ワークマンのストッパーを強く絞ってみると、首まわりの隙間は防げます。しかし、筆者は締めた時にストッパーの一部が首に当たるのが苦手でした。首を左右に動かした際に、どうしてもストッパーが気になってしまいます。