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 元テレビ朝日社員の玉川徹氏が28日、同局「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜前8・00)に出演。第50回衆院選の結果について言及した。

 28日未明、全465議席の当選者が確定し、自民、公明両党の与党は計215議席で過半数(233)を割り込んだ。派閥裏金事件が影響し自民は公示前から65減らして191議席、公明党は8減の24議席にとどまり、大敗を喫した。立憲民主党は公示前の98から50増の148議席に躍進。国民民主党は7議席から28議席に大幅増となった。れいわ新選組も3議席から9議席に伸ばした。

 日本維新の会(公示前43)は38議席、共産党(同10)は8議席で、それぞれ減らした。社民党は小選挙区で1議席を維持した。参政党は衆院選で初めて議席を獲得し3議席を得た。政治団体「日本保守党」は選挙区と比例代表で計3議席を獲得した。無所属は与党系6、野党系6の計12議席だった。

 玉川氏は「去年、不記載問題が明らかになった時にこれはリクルート事件、もしかしたらそれ以上の影響があるかもしれないという話をしたんですけど。リクルート事件の後は、参議院選挙だったんですね。たしかにそこで与党は大敗してるんですが、山が動いた時。今回は衆議院選挙なんですよ。やっぱり大きな影響が出ましたね。もしかしたら、リクルート事件よりも大きな影響が出たと思います」。

 続けて「ここから先は野党が連立を組むというのは僕はないなと思っているんです。これはあり得ないだろうな。ここをステップにと考えると思います立憲民主党も。来年、参議院選挙もありますからそこに全力を挙げるということになると思う」とコメントした。

 「1つ1つの政策が今までは自民、公明でどうにでもなったわけですよ。あれだけの数を持ってたから。だけど、これからは、なかなかそういう強引なことはできなくなっていくだろうなと。特に今回、政治とカネの問題ですから。肝はずっと言っている通り企業、団体献金なんですよ。これがどうなっていくのか。ここを見ていきたい。それから選択的夫婦別姓ね」と語り、「自民党もこれだけ負けて、例えば企業、団体献金を禁止しましょうっていう話にそれでも抵抗していけるのか。その辺ですよね、国会の中で。論戦になると思います」と述べた。