プレミア12の合宿に向け、エスコンで調整する日本ハム・北山

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 日本ハム・北山亘基投手(25)が27日、親交のあるドジャース・山本由伸投手の活躍を刺激に、初選出された侍ジャパンでフル回転することを誓った。29日からの合宿に向けてエスコンで最終調整し「あれだけ体格差がある中で…。由伸さんのプレーには本当に勇気をもらっている」。WSでヤンキース打線を7回途中1失点と圧倒した偉大な先輩に続く大舞台での活躍を思い描いた。

 3年目の今季はオフに山本と同じ大阪市内の自主トレ先に週4日通い、左足をすり足気味に踏み込む新フォームに改良。初の日の丸入りへのきっかけをつかみ「由伸さんには今でも連絡して助言をもらっている。フランクな方で、すごく親身に答えてくださる」と感謝が尽きない。その先輩も、世界一を取った東京五輪、23年WBCでの大車輪の働きがあって今があるだけに「侍は目指していた場所。ワクワクしている」と胸を躍らせた。

 CS敗退後から即、プレミア12の大会公式球で練習を始めており「皮もしっとりしてるので、なじみは悪くない。いつも(シーズン中)よりちょっと小さく感じて(縫い目の)ヤマも若干小さいですけど、今日も投げて全然嫌な感じはなかった。大丈夫です」と自信をのぞかせる。25日には京都府出身の一般女性との結婚も発表し「楽観的で、すごくいい意味で(自分を)引っ張り上げてくれるというか、太陽のような(存在)。いい方向に進むと思っています」。最速157キロを誇る若き剛腕が満を持して合宿地・宮崎に出発した。